白石島の鎧岩とは? わかりやすく解説

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白石島の鎧岩

名称: 白石島の鎧岩
ふりがな しらいしじまのよろいいわ
種別 天然記念物
種別2:
都道府県 岡山県
市区町村 笠岡市白石島
管理団体 笠岡市(昭181・14)
指定年月日 1942.10.14(昭和17.10.14)
指定基準 地1,地9
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 花崗岩ヲ貫キテ噴出シタルアップライトノ岩脈ニシテ白石島中央ナル鬼ヶ城山露出
露頭ハ二箇所ニ分レ大ナル方ハ縱一〇メートル、横五メートル、厚サ〇.五メートルニシテ西北ヨリ東南ニ向テ走リ東北ニ向テ約四十度ノ傾斜ヲナス
露出セル岩脈側面ヲ見ルニ縱横各約〇.一五メートルノ間隔ヲナセル縱及横ノ節理互ニ直角ニ交叉シ恰モ碁盤ノ面ヲ見ル如ク其ノ條線ノ痕メテ明瞭ナリ
コノ露頭ノ南ニ約一〇メートルヲ隔テテ別ニ小露頭アリ 露面ハ縱二メートル横一.五メートルニシテ前者ヨリ遙ニ小ナレドモ厚サ及節理發達前者ト全ク同ジク走向傾斜モ亦同一ナレバ同一岩脈一部ナルヲ知ルベシ

白石島の鎧岩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/30 04:54 UTC 版)

鎧岩(よろいいわ)は、岡山県笠岡市白石島にある奇岩である。白石島の鎧岩(しらいしじまのよろいいわ)の名称で、天然記念物に指定されている(1942年10月14日指定)[1] 。

概要

白石島の
鎧岩
白石島の鎧岩の位置

白石島中央の鬼ヶ城山山頂にあり、アプライト(半花崗岩)の岩脈花崗岩を貫いて噴出したものである[2][3]。大小2ヶ所に分かれ、上側が幅2.4m、高さ1.8m、下側が幅3m、高さ8.2mの大きさである[2]。岩脈に発達した方状節理の様子や、アブライトが花崗岩の表面に張り付く様子が、大鎧の大袖のように見えることから「鎧岩」と名付けられた[2]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 文化庁. “白石島の鎧岩”. 国指定文化財等データベース. 2011年10月14日閲覧。
  2. ^ a b c 鎧岩” (日本語). またたび笠岡。[笠岡市観光協会] (2015年5月19日). 2021年9月25日閲覧。
  3. ^ 白石島の鎧岩 - 笠岡市ホームページ”. www.city.kasaoka.okayama.jp. 2021年9月25日閲覧。

参考文献

  • 光野千春ほか解説 著、山陽新聞社出版局編 編 『岡山の地学』山陽新聞社〈原色図鑑〉、1982年。ISBN 4-88197-108-5 
  • 山陽新聞社編(英語) 『岡山の美と心 : 文化財写真集』山陽新聞社出版局、1990年。 ISBN 4-88197-330-4 
  • 沼野忠之 著「誰が着たのか白石島のよろい岩!?」、山陽新聞社編 編 『不思議発見岡山のなぞ!?』山陽新聞社、1995年、115-117頁。 ISBN 4-88197-562-5 

関連項目

外部リンク

  • 笠岡市生涯学習課 (2011年3月1日). “白石島の鎧岩”. 笠岡市の指定・登録文化財. 笠岡市. 2011年10月14日閲覧。

座標: 北緯34度23分59.16秒 東経133度30分53.65秒 / 北緯34.3997667度 東経133.5149028度 / 34.3997667; 133.5149028



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