発見と初期の研究とは? わかりやすく解説

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発見と初期の研究

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/31 17:50 UTC 版)

さそり座X-1」の記事における「発見と初期の研究」の解説

さそり座X-1は、AS&E社(American Science & engineering, Inc)のリカルド・ジャコーニ率いチームによって1962年発見された。ジャコーニらは、月からのX線放射観測するため、X線検出装置取り付けたエアロビー150ロケット打ち上げていた。この観測により、さそり座X-1太陽系外最初X線源として発見された。この実験空間分解能低くさそり座X-1位置正確に特定することはできなかった。このため当初天の川銀河中心付近にあるのではないか考えられたこともあったが、のちの観測によりさそり座中に位置することが判明したさそり座の中で最初に発見されX線源ということで、さそり座X-1という名がつけられた。 1962年6月12日打ち上げられたエアロビーロケットでの観測では、さそり座X-1位置赤経16時15分赤緯-15.2°(1950年分点)とされた。 一方別の文献ではこのロケットの打ち上げ日時1962年6月19日6時5900秒(世界時)であるという指摘もある。 さそり座X-1発見した観測装置は、もともと月からのX線放射観測するために作られたものであったために、天体位置細かく特定するには向いていないものであったその結果さそり座X-1からのX線放射はとても広がっているように見えてしまい、放射源の位置大きさ正確に特定することはできなかった。1962年10月には同様の観測繰り返し行われたが、銀河中心方向地平線下にあり、X線観測することができなかった。1963年6月行われた3度目観測で、さそり座X-1からのX線放射追観測成功した銀河中心赤経赤緯ともにさそり座X-1から20以内にあり、1962年6月観測では銀河中心さそり座X-1からのX線放射見分けることができなかった。 パルサー発見される前の1967年にもかかわらずヨシフ・シクロフスキーさそり座X-1X線可視光観測合わせ、この放射伴星から物質をはぎ取っている中性子星からのものである正しく結論付けた

※この「発見と初期の研究」の解説は、「さそり座X-1」の解説の一部です。
「発見と初期の研究」を含む「さそり座X-1」の記事については、「さそり座X-1」の概要を参照ください。

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