発見と再調査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/02 23:35 UTC 版)
2009年、トランジットによる恒星の周期的な光度の変化を捉えるためにNASAはケプラー宇宙望遠鏡の光度計を使用して5万にもわたる恒星の観測を行った。これらの恒星はKepler Input Catalog(英語版)に含まれており、ケプラー452bもこの対象に含まれていた。その後、再調査で惑星を持つ可能性がある恒星の光度曲線のデータがケプラーの分析チームに送られ、2009年5月13日から2012年5月17日までに観測が行われた。ケプラー452bは恒星のケプラー452が385日周期で光度が変化するため最終的に太陽系外惑星であることが結論づけられた。この発見は2015年7月23日にNASAにより公表された。 観測を行ったケプラー宇宙望遠鏡はある一定の区画しか観測を行っていない(はくちょう座、こと座など)ので宇宙全体を観測し新たな惑星を発見するためにTESSやCHEOPSの観測やジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による再調査が行われる予定である。ケプラー452bは1400光年も離れているので現在の技術や次世代の技術では質量や大気の詳細を知るのは難しいが、将来、巨大な地上の望遠鏡による大気・質量の特定が期待されている。
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