発見と再構とは? わかりやすく解説

発見と再構

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 09:29 UTC 版)

インド・ヨーロッパ祖語」の記事における「発見と再構」の解説

印欧祖語18世紀に、ラテン語古典ギリシア語サンスクリットといった、当時知られていたインドおよびヨーロッパの諸言語の共通の起源をなすものとして提案された。当初他の言語から隔たっていたアナトリア語派トカラ語派印欧語含められず、喉音理論考慮されていなかった。しかし両語派存在明らかになり、またヒッタイト語喉音存在確認されると、崩壊期の1000年前にまずアナトリア語派が、続いてトカラ語派分化したという形で理論的に組み込まれることになった。現在では印欧祖語性質歴史原郷再建する際、これら2語派存在考慮されている。 印欧祖語は文字を持たなかったため直接証拠存在せず音韻および語形全て言語をもとにした比較再構内的再構よるものである。なお、印欧祖語単語には、それが再建された形であることを示すために「*」(アステリスク)が付される印欧語族属す言語単語多くは、祖語のひとつの祖形をもとに一定の音韻変化法則によって派生したものと考えられている。 単語の例: *wódr̥(水)、*k̑wṓn()、*tréyes(3、男性形

※この「発見と再構」の解説は、「インド・ヨーロッパ祖語」の解説の一部です。
「発見と再構」を含む「インド・ヨーロッパ祖語」の記事については、「インド・ヨーロッパ祖語」の概要を参照ください。

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