甲種幹部候補生の教育施設とは? わかりやすく解説

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甲種幹部候補生の教育施設

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/02 04:48 UTC 版)

幹部候補生 (日本軍)」の記事における「甲種幹部候補生の教育施設」の解説

学校教育・二年修業制への変更甲種幹部候補生軍学校派遣して教育原則となったが、派遣先は兵科、部により様々であった。また兵科、部が同じであっても時局幹部候補生所属する部隊所在地によって異な場合があった。以下は1938年昭和13年)から1945年昭和20年)までに幹部候補生教育が行われたと確認できる派遣先である。 各兵科 歩兵科派遣先は陸軍予備士官学校がもっと一般的であるが、候補生総数に対して学校規模が十分でなく、改正陸軍補充附則第5条もとづいて陸軍歩兵学校陸軍教導学校などの施設利用して教育する場合があった。 ほかに兵科兵種によっては陸軍騎兵学校陸軍戦車学校(のちに千葉陸軍戦車学校改称)、陸軍公主嶺学校四平陸軍戦車学校陸軍野戦砲兵学校陸軍重砲兵学校陸軍防空学校(のちに千葉陸軍高射学校改称)、陸軍工兵学校陸軍通信学校陸軍自動車学校(のちに陸軍機甲整備学校改称)、陸軍輜重兵学校陸軍習志野学校などの校内幹部候補生隊を編成して教育をした。 航空兵科甲種幹部候補生だけに限らず乙種幹部候補生学校教育基本として陸軍航空技術学校仙台陸軍飛行学校その他の航空関連諸学校で専門教育行った陸軍諸学校以外にも陸軍船舶練習部、陸軍鉄道練習部、陸軍陸地測量部などへ派遣され教育を受ける者もあった。また遠隔地部隊所属した幹部候補生には南方軍では南方軍幹部候補生隊、支那派遣軍では保定幹部候補生隊、緬甸(ビルマ)方面軍では緬甸幹部候補生隊、関東軍では奉天甲種幹部候補生隊などを組織して集団教育あたった極端な例では関東軍が「予備士官学校」を満州国牡丹江省石頭独自に設置して甲種幹部候補生教育したという記述一部確認できるが、これは通称であり正式には「関東軍歩兵第二下士官候補者隊」(満州604部隊)が編成増強して甲種幹部候補生入隊させ教育したのである各兵科技術従事)― 1940年より技術部 陸軍造兵廠での教育のほか陸軍工科学校(後に陸軍兵器学校改称)、陸軍兵器行政本部などでも幹部候補生教育行った各部 経理部陸軍経理学校衛生部陸軍軍医学校獣医部陸軍獣医学校法務部陸軍法務訓練所など諸学校のほか、遠隔地では南方軍経理教育部南方軍衛生教育部などを組織して教育した一部著述見られる新京陸軍経理学校」は通称であり、正式には「関東軍経理部幹部教育隊」(満州第815部隊)である。

※この「甲種幹部候補生の教育施設」の解説は、「幹部候補生 (日本軍)」の解説の一部です。
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