甲状軟骨とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > ヘルスケア > > 軟骨 > 甲状軟骨の意味・解説 

こうじょう‐なんこつ〔カフジヤウ‐〕【甲状軟骨】

読み方:こうじょうなんこつ

喉頭(こうとう)にある最大軟骨喉頭全体を鎧(よろい)状に保護している。頸部(けいぶ)前面中央の隆起したところはのどぼとけ呼ばれ男子では特に発達顕著である。

「甲状軟骨」に似た言葉

のどぼとけ

同義/類義語:甲状軟骨
英訳・(英)同義/類義語:Adam's apple, thyroid cartilage

哺乳動物喉頭構成する部分で、甲状腺の上部の軟骨部分。

甲状軟骨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/08 00:13 UTC 版)

甲状軟骨
喉頭(中央の最も大きな軟骨が甲状軟骨)
概要
由来 第4・第6鰓弓
表記・識別
ラテン語 cartilago thyroidea
MeSH D013957
グレイ解剖学 p.1073
TA A06.2.02.002
FMA 55099
解剖学用語

甲状軟骨こうじょうなんこつ: thyroid cartilage)は喉頭を構成する軟骨で最大のものである[1]

構造

甲状軟骨は喉頭を構成する軟骨のなかで最も大きく、複数の部位に分けられる[1]。以下は部位の一覧である:

  • 前面(正中)
    • 上甲状切痕じょうこうじょうせっこん: superior thyroid notch
    • 喉頭隆起
    • 下甲状切痕かこうじょうせっこん: inferior thyroid notch
  • 前側面
    • 右板: right lamina
    • 左板: left lamina
    • 下甲状結節かこうじょうけっせつ: inferior thyroid tubercle): 左右
  • 後側面
    • 上角じょうかく: superior horn): 左右
    • 下角かかく: inferior horn): 左右

大きくは右板・左板・上角・下角で構成される。右板・左板は前側面を構成する大きく平らな板状部位であり、この2つは正中前面で結合している。その正中線の上端と下端には切痕があり、それぞれ上甲状切痕・下甲状切痕と呼ばれる。上甲状切痕の下部は体表から観察できるほど大きく前方に隆起しており、この領域は喉頭隆起と呼ばれる(別名: 喉仏、アダムの林檎)。右板・左板の後方には上角・下角があり、他との関節・筋の付着などを担う。

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b 甲状軟骨は,喉頭軟骨の中で最大の軟骨である。(Drake 2011, p. 998)

参考文献

  • Drake, Richard (2011). グレイ解剖学 (原著第2版 ed.). エルゼビア・ジャパン. ISBN 978-4860347734 

関連項目


「甲状軟骨」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



甲状軟骨と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「甲状軟骨」の関連用語

甲状軟骨のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



甲状軟骨のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JabionJabion
Copyright (C) 2025 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの甲状軟骨 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS