骨端軟骨
【英】:Cartilago epiphysialis,Epiphysial cartilage
骨幹と骨端は軟骨性の骨原基中でそれぞれ別個の骨化中心から形成される。両者の間には板状の骨端軟骨が介在し、若年者ではそのその部で骨の長軸の成長が行われる。この時期には骨端軟骨を挟んで骨端側と骨幹側に薄い骨質が存在するが、軟骨の成長が停止すると、両側の骨質板との境界から内部に向かって軟骨基質に石灰化が進行する。その後、この石灰化軟kのつと両側の骨質板との境界から内部に向かって軟骨基質に石灰化が進行する。その後、この石灰化軟骨と両側の骨質板に部分的な破壊と吸収が起こり、それが拡大するとともに新しい骨梁の形成もあって、骨幹と骨端の内部構造はひと続きのものとなり、骨は完成する。このとき、骨化した骨端軟骨の一部が骨端線として残ることがある。[臨床]骨端軟骨板は成長期の骨において、骨の長さの増大をもたらすために重要である。この場所を占める硝子軟骨が外傷、感染、食事、運動、内分泌障害などによる悪影響を受ければ、骨変形や骨機能不全を来す。例えば大腿骨では、過度の荷重や機械力ストレスのために近位骨端軟板への血流が外傷後に不足する状態が続けば、四肢は短くなる。
骨端軟骨
学名:Cartilago epiphysialis
【英】:Epiphysial cartilage
長骨の長さの成長は、骨自身が成長するのではなく、土台になる軟骨が成長し、これが、骨に置きかわることによって行われる。軟骨の成長は骨端と骨幹の境の増殖帯でおこる。すなわち、この部分で軟骨細胞が長軸方向に活発に分裂することによって軟骨の長さが伸びる。一方、骨幹の側で軟骨は変性、除去され、骨組織で置換されていく。同様の骨による置換は骨端部でも後になっておこる。こうして骨端と骨幹の境に骨端軟骨と呼ばれる軟骨の層が形成される。軟骨の成長よりも、破壊の方が早く進めば、骨端軟骨は薄くなる。骨端軟骨が完全に置き換えられると(骨端閉鎖)、骨の成長は止まる。X線像で骨端線として見えるのは、閉鎖した骨端軟骨である。長骨における骨端閉鎖はだいたい12歳から24歳ぐらいの間におこる。
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