球団側の対応とは? わかりやすく解説

球団側の対応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 01:25 UTC 版)

藤村排斥事件」の記事における「球団側の対応」の解説

発覚当初藤村どのような反応示したかについては複数見解がある。『デイリースポーツ50年史』には、最初に報道した当日練習後のロッカールーム甲子園球場思われる)のミーティング藤村が「吹けば飛ぶよなケチ連中がなにをごちゃごちゃぬかしとんじゃ。文句あったらブンヤ引用者注:新聞記者)に告げ口なんぞせず、束になってかかってこい」と啖呵を切ったという証言がある。青木著書で、新聞に「こんなに騒ぐ選手は、来季2軍にでも落としてやる」という藤村コメント出たことで、事態の収拾求めてきた野田オーナーに「あの藤村監督談話何だ!」と突っぱねたと記している。しかし、藤村自身1960年代座談会で「世間に対しては私の立場について、一つしゃべっていない」と述べている。1956年11月16日読売新聞でも「世間一部選手あおっていると思う。私としてはしばらく沈黙を守るのが一番よいだろう」というコメント紹介されている。 野田オーナー病床にあった田中義一代えて11月15日本社東京事務所であった戸沢一隆球団代表任命戸沢16日に全選手甲子園球場集め南海とのオープン戦遠征中に事態悪化させないよう自重求めた。同じ日、戸沢青木事態収拾協力求めたが、青木拒否したため、「事件黒幕」として青木解雇した11月22日から戸沢オープン戦遠征同行して選手から話を聞き解決道筋作ろうとするが軟化には至らなかった。11月28日野田オーナー阪神電鉄本社前田常務球団戸沢下林の4人が会議開き藤村留任と、金田真田とは来季契約結ばないことを決定し12月4日球団事務所発表した一方青木はその前日付で大映入社した金田真田契約更改しないという通告両者呼び出して直接なされた金田後年インタビューでは、義父死去などで退き際考えていたため、「クビ申し渡されほっとした。『ありがとうございましたお世話になりましたと言って帰った」と述べている が、真田重蔵通告受けて金田泣き出したため「泣いたらいかん男らしく引き上げようと言って退出した述べている。金田そのあと会見開きタイガース強くするために考えてやったことだといった内容発言をした。これを受けて排斥派」の選手態度硬化させ、「徹底的にやろう」と結束固めた発表の前から戸沢会見した選手契約更改打診していたが、選手はこれに応じていなかった。発表後球団側が契約更改のために呼び出して出頭拒んだ一方沈黙守っていた藤村は、「こうなった以上は、来年2軍鍛えてペナントレースに臨む」と発言し、これが報道され選手をさらに刺激する事態にもなった。

※この「球団側の対応」の解説は、「藤村排斥事件」の解説の一部です。
「球団側の対応」を含む「藤村排斥事件」の記事については、「藤村排斥事件」の概要を参照ください。

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