現在のマルデン島とは? わかりやすく解説

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現在のマルデン島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 03:36 UTC 版)

マルデン島」の記事における「現在のマルデン島」の解説

マルデン島は、1972年イギリス領ギルバートおよびエリス諸島組み込まれ1979年からはキリバス共和国一部となっている。アメリカ合衆国政府は、19世紀グアノ島法根拠に、アメリカ合衆国による領有主張イギリス政府続けていた。この領有主張は、1979年キリバス共和国独立を果たすまで続けられた。1979年9月20日アメリカ合衆国キリバス共和国代表者が、キリバス共和国首都タラワ会談行い友好条約タラワ条約英語版))を結んだ。この条約の中で、アメリカ合衆国マルデン島を含むライン諸島フェニックス諸島の島、計14島のキリバスによる領有認めた。この条約は、1983年9月23日発効している。 キリバスにおけるマルデン島主な価値として、島の周囲200海里 (230 mi; 370 km)に設定される排他的経済水域挙げられる。特に豊富なマグロ漁場存在するマルデン島自体には石膏広く分布しているものの、予見できる限り市場状況からは、主に輸送費の問題経済的価値がないと見られている。1990年代中ごろから数年の間、エコツアーによる観光客来島によっていくらか税収発生している。このツアーSociety Expeditionsによって企画・運営されていたWorld Discovererというエコツアーで、年に1、2回程マルデン島来島していた。 マルデン島自然保護区かつ閉鎖区域として保護されており、英領時代1975年5月29日1975年野生生物保護条例 (1975 Wildlife Conservation Ordinance)によってマルデン島自然保護区(英語: Malden Island Wildlife Sanctuary)に公式指定された。この自然保護区指定主な目的は、海鳥大規模な繁殖羽数保護するためのものであった。この自然保護区は、キリスィマスィ島本省を置くライン及びフェニックス諸島開発省 (the Ministry of Line and Phoenix Islands Development)の一部門、野生生物保護ユニット (Wildlife Conservation Unit)によって運営されている。しかしながらマルデン島スタッフ居住しておらず、海外から訪れ個人クルーズ旅行者漁師はキリスィマスィから監視されていない1977年にはおそらく来島者が原因火災発生し海鳥繁殖脅かした火災は現在でも脅威として残っており、特に旱魃の期間中には重大な脅威となっている。

※この「現在のマルデン島」の解説は、「マルデン島」の解説の一部です。
「現在のマルデン島」を含む「マルデン島」の記事については、「マルデン島」の概要を参照ください。

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