牛泥棒とは? わかりやすく解説

牛泥棒

作者井伏鱒二

収載図書井伏鱒二全集 第12巻 山峡風物誌・白毛
出版社筑摩書房
刊行年月1998.11


牛泥棒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/04 07:51 UTC 版)

牛泥棒
The Ox-Bow Incident
ポスター(1942)
監督 ウィリアム・A・ウェルマン
脚本 ラマー・トロッティ
原作 ウォルター・ヴァン・ティルバーグ・クラーク
製作 ラマー・トロッティ
出演者 ヘンリー・フォンダ
ダナ・アンドリュース
音楽 シリル・モックリッジ
撮影 アーサー・C・ミラー
製作会社 20世紀フォックス
配給 20世紀フォックス
公開 1943年5月21日
劇場未公開
上映時間 75分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $565,000[1]
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右からダナ・アンドリュースヘンリー・フォンダ、フランク・コンロイ

牛泥棒』(うしどろぼう、原題:The Ox-Bow Incident)は、1943年制作のアメリカ合衆国西部劇映画。1940年の同名小説原作、ウィリアム・A・ウェルマン監督、ヘンリー・フォンダ主演。日本では劇場未公開。

第16回アカデミー賞作品賞にノミネートされた[2]ほか、1943年の第15回ナショナル・ボード・オブ・レビュー作品賞を受賞した[3]

1998年、アメリカ国立フィルム登録簿に登録された[4]

あらすじ

1885年ネバダ州のある町にギル・カーターと相棒のアート・クロフトという2人の男がやって来る。その頃、町の牧場主が殺され、牛が盗まれるという事件が起きる。

町の長老デイヴィスは法にのっとった裁判を主張する。しかし怒った町の男達は私刑を前提に自警団を組織し、犯人探しに乗り出し、カーターとクロフト、デイヴィスも同行する。

やがて、牛を連れ野宿していたマーティン、フアン、アルヴァの3人の男達が犯人として捕らえられる。

3人は無実を主張するが、自警団の男達は裁判を経ずに自分たちの手で裁きを下すこと(私刑)を主張する。デイヴィスやカーター、クロフトなど7人が裁判にかけることを主張するが、私刑を主張する多数派に押し切られ、3人は縛り首となった。

そこに保安官がやって来る。彼は牧場主が死んでいないことと、犯人が捕まったことを伝えた。3人は冤罪だったのだ。

自警団の男達はショックのあまり、酒場で皆茫然としていた。彼らの前でカーターは、デイヴィスが預かったマーティンの手紙を読み上げる。それには自分を処刑する者達への非難の言葉はなく、人間の良心の尊さが記されていた。

キャスト

脚注

  1. ^ Solomon, Aubrey(1989). Twentieth Century Fox: A Corporate and Financial History. Lanham, Maryland: Scarecrow Press, p. 242, ISBN 978-0-8108-4244-1.
  2. ^ 1943(16th annual) Academy Award winner for Outstanding Motion Picture”. 2008年5月16日閲覧。
  3. ^ The Ox-Bow Incident - National Board of Review
  4. ^ National Film Registry, 1998”. 2008年5月16日閲覧。

関連項目

外部リンク


牛泥棒

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荒野の決闘」の記事における「牛泥棒」の解説

ワイアットモーガンバージルジェームズアープ兄弟は、牛追いとなってカリフォルニアまで牛の群れ運んでいた。途中荒野で、クラントン一家当主オールド・マン・クラントン長男アイク出会う。牛を売れ執拗にもちかけられるが、ワイアット断った近くトゥームストンという町があることを教わり今晩行ってみようと答える。 その夜、街の近郊野営をしていたアープ兄弟は、四男のジェームズ買った純銀首飾りネタ談笑していた。彼を故郷待っている婚約者のコリー・スーへの土産なのだ。三人若年ジェームスひとりを牛の群れ見張り残し暗雲夜道トゥームストンへ向かう。 夜だというのにけたたましい喧騒満ちたトゥームストン到着した三人は、理髪店に向かう。早速髭を剃ろうとした瞬間銃声鳴り響き銃弾飛び込んできた。泥酔したインディアン・チャーリーが、拳銃をぶっ放し暴れていたのだ。命が惜し保安官及び腰になり、その場町長バッジ返し退職表明した落ち着いて髭も剃れない状況業を煮やしたワイアットは、無法者篭城している娼館二階の窓から侵入。頭を殴って気絶させ、引き摺り出してきた。感激した町長は、この町の保安官になってくれないかと依頼する。彼はワイアットの名前を聞き有名なダッジシティの保安官だと驚くが、ワイアット「元」保安官だとすげなく断る。 三人野営地戻ってみると、牛の群れ一頭もいなくなり末弟ジェームズ射殺体が無言豪雨打たれていた。

※この「牛泥棒」の解説は、「荒野の決闘」の解説の一部です。
「牛泥棒」を含む「荒野の決闘」の記事については、「荒野の決闘」の概要を参照ください。

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