煙霧とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 気象 > 気象 > > 煙霧の意味・解説 

煙霧

読み方:えんむ
別名:ヘイズスモッグ
英語:hazesmog

大気中に浮遊する乾燥した微粒子により、覆われたような空気濁り視程見渡せる距離)の不良発生すること。

大気中の微粒子によって視程悪くなるという点は、煙霧も通常のも同様である。は主に水滴から成り、そのため湿度が高い。これに対して煙霧は、乾燥した気象条件下で発生する場合が多い。

煙霧は遠方から飛来する砂塵火山灰など、自然由来物質により発生する場合もあるが、排気ガスなどの人為的要因により発生する、したがって大気汚染直結して扱われる場合もある。有害物質停滞して発生する光化学スモッグも、煙霧の一種である。

えん‐む【煙霧】

読み方:えんむ

煙とまた、もやや(かすみ)。

乾いた微小粒子大気中に浮遊して見通し悪くなる現象スモッグ。《 冬》


煙霧

分野
視程に関する用語
意味:
乾いた微粒子により視程10km未満となっている状態。

煙霧

読み方:エンム(enmu)

スモッグのこと

季節

分類 天文


煙霧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/19 01:53 UTC 版)

煙霧(えんむ、: haze)とは、目に見えない乾いた微粒子が大気中に浮遊していて、視程が妨げられている現象。気象観測上は、視程が10km未満になっているとき[1]。また煙霧のとき、湿度は75%未満の場合が多い[2][3]。発生源は、地面から舞い上がったちりぼこり、火事による、工場や自動車からのばい煙などさまざま。なお、大気汚染が原因であることが明らかな煙霧は「スモッグ」とも呼ばれる。


  1. ^ a b 気象庁「天気予報等で用いる用語 > 氷、霜、霧、雷、日照時間 煙霧」、2015年4月6日閲覧
  2. ^ a b c 原田朗「煙霧」、『最新気象の事典』、p43、1993年 ISBN 4-490-10328-X
  3. ^ a b c d e f g 気象観測の手引き、p60、p64-65
  4. ^ a b 気象観測の手引き、p59-60、p64
  5. ^ 15種区分の「天気」
  6. ^ a b 関東で大騒ぎになった「視界不良」 黄砂と煙霧どこが違う?」日本経済新聞、2013年3月12日付、2015年4月4日閲覧
  7. ^ a b 「過去の気象データ検索 : 2013年3月10日 1時間ごとの値 前橋」、気象庁、2015年10月12日閲覧
  8. ^ a b 「過去の気象データ検索 : 2013年3月10日 1時間ごとの値 熊谷」、気象庁、2015年10月12日閲覧
  9. ^ a b 「過去の気象データ検索 : 2013年3月10日 1時間ごとの値 水戸」、気象庁、2015年10月12日閲覧
  10. ^ a b 「過去の気象データ検索 : 2013年3月10日 1時間ごとの値 東京」、気象庁、2015年10月12日閲覧
  11. ^ a b 「過去の気象データ検索 : 2013年3月10日 1時間ごとの値 横浜」、気象庁、2015年10月12日閲覧
  12. ^ a b 「過去の気象データ検索 : 2013年3月10日 1時間ごとの値 千葉」および「過去の気象データ検索 : 2013年3月10日 1時間ごとの値 館山」、気象庁、2015年10月12日閲覧
  13. ^ a b 「過去の気象データ検索 : 2013年3月10日 1時間ごとの値 銚子」、気象庁、2015年10月12日閲覧
  14. ^ 「黄砂実態解明調査報告書(平成15〜24年度)」の公表について(お知らせ)」環境省、2014年3月27日
  15. ^ 三谷一郎「東京の濃煙霧日数についての考察 (PDF) 」、日本気象学会『天気』、8巻、5号、p156-159 NAID 40018075450
  16. ^ 光化学オキシダント・対流圏オゾン検討会報告書 中間報告 (PDF) 2007年12月、環境省。
  17. ^ a b c "Haze", 2012-04-25の版. Glossary of Meteorology, American Meteorological Society.
  18. ^ a b エクセルのグラフで学ぶ気象学 0063 煙霧と霞の成長」、2015年4月4日閲覧


「煙霧」の続きの解説一覧

煙霧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 00:28 UTC 版)

「∞」記事における「煙霧」の解説

アメリカなどでは∞を煙霧の天気記号として用いる。日本天気記号では∞を丸で囲った記号を煙霧の記号として用いる。

※この「煙霧」の解説は、「∞」の解説の一部です。
「煙霧」を含む「∞」の記事については、「∞」の概要を参照ください。


煙霧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 02:05 UTC 版)

」の記事における「煙霧」の解説

煙霧を参照

※この「煙霧」の解説は、「霧」の解説の一部です。
「煙霧」を含む「霧」の記事については、「霧」の概要を参照ください。


煙霧 (haze)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 10:21 UTC 版)

エアロゾル」の記事における「煙霧 (haze)」の解説

ヘイズ (気象)参照))乾いた粒子大気中に浮かんでいる状態。黒っぽい背景では青紫色がかり、明る背景では黄褐色見える。同様の現象であっても汚染源明らかな場合は煙とし、そうでない場合を煙霧とすることがある

※この「煙霧 (haze)」の解説は、「エアロゾル」の解説の一部です。
「煙霧 (haze)」を含む「エアロゾル」の記事については、「エアロゾル」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「煙霧」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

煙霧

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 10:46 UTC 版)

名詞

(えんむ)

  1. 空気中に浮遊する微粒子による空気濁り

発音(?)

え↘んむ

「煙霧」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



煙霧と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「煙霧」の関連用語

煙霧のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



煙霧のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2024 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
気象庁気象庁
©2024 Japan Meteorological Agency. All rights reserved.
なお、「気象庁 予報用語」には、気象庁の「気象庁が天気予報等で用いる予報用語」に掲載されている2009年11月現在の情報から引用しております。
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの煙霧 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの∞ (改訂履歴)、霧 (改訂履歴)、エアロゾル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの煙霧 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS