えんむ

新語時事用語辞典

煙霧

読み方：えんむ
別名：ヘイズ、スモッグ
英語：haze、smog

大気中に浮遊する乾燥した微粒子により、霧に覆われたような空気の濁りや視程（見渡せる距離）の不良が発生すること。

大気中の微粒子によって視程が悪くなるという点は、煙霧も通常の霧も同様である。霧は主に水滴から成り、そのため湿度が高い。これに対して煙霧は、乾燥した気象条件下で発生する場合が多い。

煙霧は遠方から飛来する砂塵や火山灰など、自然由来の物質により発生する場合もあるが、排気ガスなどの人為的要因により発生する、したがって大気汚染と直結して扱われる場合もある。有害物質が停滞して発生する光化学スモッグも、煙霧の一種である。

（2013年3月11日更新）

デジタル大辞泉

えん‐む【煙霧】

読み方：えんむ

１ 煙と霧。また、もやや霞(かすみ)。

２ 乾いた微小粒子が大気中に浮遊して見通しが悪くなる現象。スモッグ。《季 冬》

気象庁 予報用語

煙霧

分野：

霧や視程に関する用語

意味：

乾いた微粒子により視程が10km未満となっている状態。