火災・爆発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 09:16 UTC 版)
艦内の動力プラント・燃料・搭載弾薬等が何らかの要因により発火ないし爆発した事案である。 代表的な事例 スコーピオン(アメリカ) - 1968年5月22日、死者99名アゾレス諸島南西沖の大西洋で爆発・沈没し全員死亡。放射性物質漏出は無い。 原因は事故調査報告書によると投棄したマーク37魚雷の円周走による命中とされるが、電池室への浸水で電池が爆発したとの異論もある。 ユーリディス(Eurydice)(フランス) - 1970年3月4日、死者57名地中海で消息を絶った。潜航中に爆発事故を起こしたものと推察されている。 コムソモレツ(ソ連) - 1989年4月7日、死者42名ビュルネイ島南西のノルウェー海で、艦尾舵取機室区画の火災をきっかけに、全電力停止、原子炉緊急停止、艦内各所での火災、艦内空気の一酸化炭素汚染などが連鎖的に発生。事故発生後浮上していたが、艦尾区画の酸素発生装置の爆発で艦尾から浸水し、沈没。放射性物質漏出は無い。 クルスク(ロシア) - 2000年8月12日、死者118名セヴェロモルスク沖のバレンツ海で潜航訓練中、艦首魚雷発射管室で爆発が起こり沈没。当初は外国の救難支援を拒絶したが、途中から受け入れた。最終的に救出できなかったが、事故直後は23名以上の生存者があった。放射性物質漏出は無い。
※この「火災・爆発」の解説は、「軍艦の事故」の解説の一部です。
「火災・爆発」を含む「軍艦の事故」の記事については、「軍艦の事故」の概要を参照ください。
- 火災爆発のページへのリンク