漫画についてのエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 06:01 UTC 版)
「麻生太郎」の記事における「漫画についてのエピソード」の解説
漫画が好きであることが広く知られる。 初めて読んだ漫画は『のらくろ上等兵』『冒険ダン吉』などであったという。昭和20年代の雑誌『冒険王』や『少年』を読んでおり、手塚治虫の『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』などに触れた。 学生時代にアメリカ合衆国へ留学した際も、母についた秘書が『週刊少年サンデー』と『週刊少年マガジン』を船便で日本から麻生の元へ送った。当時は海外在住の日本人が少なく、日本の漫画も貴重なものだった。 初めて物語の脚本として面白いと感じたのは、本宮ひろ志の『男一匹ガキ大将』であった。当時の漫画は大人が読まないものだったという。 1980年代に大学生の流行語が『右手にマガジン、左手にジャーナル(編集長:筑紫哲也) 』とされ、大学生が漫画を読んでも不思議がられない時代となったことについて、「(朝日ジャーナルで)学生が、皆かぶれたわけでしょ。」「あれとコミックでうまいこと、若い人がバランスを取ってたとすりゃあ、コミックって大したもんですよ。」と評した。 学生時代から社会人や経営者を経る間も、継続して漫画を読んでいた。「ずっと読んでると、なんとなく時代がわかる」という。例えば、「1960年代には安保闘争の影響で反体制的な漫画が主力で、『忍者武芸帳』『サスケ』などがみられた。しかし1970年代には体制のために体を張るような『巨人の星』『宇宙戦艦ヤマト』が人気になった。1980年代には組織に属しながらも個を貫くという『浮浪雲』『バツ&テリー』が出てきた。1990年代にはオカルトが人気になり、『ジョジョの奇妙な冒険』『犬夜叉』など超能力が目立った。オウム真理教も出てきた。21世紀に入ると『刃牙』など主人公が強い作品が出てきた。イラクやイランでの紛争を経て、男は強くなければだめだという話になるのだろうか」と2003年に語った。
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