漢語としての霊性とは? わかりやすく解説

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漢語としての霊性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 15:28 UTC 版)

霊性」の記事における「漢語としての霊性」の解説

漢語中国語としての霊性繁体字: 靈性簡体字: 灵性、拼音: líng xìng)には、以下のような語義がある。 1. 聡明な天性才知能力事物感受したり理解する能力。 この意味での霊性用法は、韓愈芍薬歌「嬌痴婢子無靈性,競挽春衫來比並」や紅楼夢魯迅郁達夫などがある。 この用法日本では北原白秋の「桐の花」(1913年)で「夜が更け、空が霽れ、蒼褪めはてた経験貴さと冷たい霊性のなやみを染々と身に嗅ぎわけて、哀傷のけものは今深い闇のそこひからびやうびやうと声を秘そめて鳴き続ける。」「何たる神秘落ちついた真青輝き……暗い深夜秘密に密醸された新鮮な酸素噎び雨後点滴と相連れて、冷たい霊性火花も今真青に慄わなゝき出した。」「譬へ天真稚気信実とが絶え心の底に昼の蝋燭様にちろろめいてゐたにもせよ、馴れ過ぎた天の恩寵世の浅はかな賞讃とが何時しか汝の貴重な霊性盲目にした。」などがある。 2. 動物人間によって教えられ知恵動物の利口さを指す用法もある。 3. 精神精気。この用例には、南朝宋顔延之の《庭誥》之二「未能體神,而不疑神無者,以為靈性密微,可以積理,知洪變欻怳,可以大順。」や、 沈約の『釋迦佛像銘』に「眇求靈性,曠追玄軫,道雖有門,跡無可朕。」がある。 4. 宗教的悟性理解力)。この用例には、明の陳汝元の『金蓮記•郊遇』に「自家叫做佛印生來有些靈性,只為了悟一心,因此削光兩鬢。」 とある。 5. 霊魂。この用例には、元の無名氏朱砂擔》第四摺「我只道你靈性歸天上,卻元來幽魂井底。」、清時代の呉騫《扶風傳信録》「妾得寵于君,性尤妒,宮中之人,多被讒害,因此落劫,然靈性不泯,隨即修行,今已閲七世矣!」 などがある。

※この「漢語としての霊性」の解説は、「霊性」の解説の一部です。
「漢語としての霊性」を含む「霊性」の記事については、「霊性」の概要を参照ください。

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