漢字仮名遣いの改定とは? わかりやすく解説

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漢字・仮名遣いの改定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:59 UTC 版)

日本語」の記事における「漢字・仮名遣いの改定」の解説

漢字字数字体および仮名遣いについては、近代以降、たびたび改定議論され、また実施移されてきた。 仮名遣いについては、早く小学校令施行規則1900年)において、「にんぎやう(人形)」を「にんぎょー」とするなど、漢字音発音通りにする、いわゆる棒引き仮名遣い」が採用されたことがあった。1904年から使用の『尋常小学読本』(第1期)はこの棒引き仮名遣い従った。しかし、これは評判悪く規則の改正とともに次期1910年教科書から元の仮名遣い戻った第二次世界大戦後1946年には、「当用漢字表」「現代かなづかい」が内閣告示された。これに伴い一部漢字字体略字体が採用されそれまで歴史的仮名遣いによる学校教育廃止された。 1946年および1950年の米教育使節団報告書では、国字ローマ字化について勧告および示唆が行われ、国語審議会でも議論されたが、実現しなかった。1948年には、GHQ民間情報教育局 (CIE) の指示による読み書き能力調査が行われた。漢字日本人識字率抑えているとの考え方に基づく調査であったが、その結果は、調査者の予想反して日本人識字率高水準であったことが判明した1981年には、当用漢字表・現かなづかい制限色を薄めた常用漢字表」および改訂現代仮名遣い」が内閣告示された。また、送り仮名に関しては、数次にわたる議論経て1973年に「送り仮名付け方」が内閣告示され、今日至っている。戦後国語政策は、必ずしも定見支えられていたとはいえず、今に至るまで議論続いている。

※この「漢字・仮名遣いの改定」の解説は、「日本語」の解説の一部です。
「漢字・仮名遣いの改定」を含む「日本語」の記事については、「日本語」の概要を参照ください。

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