漢字古典籍に遺る音楽神話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 03:09 UTC 版)
歌舞の発明者―『葛天氏』治めずして治まった時代の帝王。縄、衣、名の発明者でもある。 琴瑟の発明者―『伏羲』三皇の初代皇帝。魚釣り、結縄、魚網、鳥網、八卦の発明者でもある。 笙簧の発明者―『女媧』天を補修し人類を創造したと女性。 江戸時代まで総検校塙保己一らによって温故堂で講談された和学や、中国神話によると、縄の発明者の葛天氏の氏族が歌舞や楽器、楽譜を発明したとされる。葛天氏の氏族の歌は千人で合唱して万人を和し、山を震動させて川を沸き立たせたと『史記』に記されている。塙保己一は、撚糸である縄や結縄の発祥を、日本列島から出土する土器や房総半島飯岡の網小屋に遺る有結網に捜し求めた研究成果を群書類従に編纂した。歌舞、弦楽器、管楽器の発生については、『呂氏春秋』‐古楽や『詩経』、他、中国の古文書に記されている。音律は、『呂氏春秋』によると、黄帝の臣下で楽官を司ったとされる伶倫(中国語版)が、黄帝の命令で大夏の西へ行き、嶰谿之谷の竹を取り、節を断ち落として三寸九分の管を吹き、鳳凰の鳴き声を聞いて12の音律を定めたことが起源とされる。
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