準ひきこもりとは? わかりやすく解説

樋口康彦

(準ひきこもり から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/09 09:50 UTC 版)

樋口 康彦(ひぐち やすひこ、1965年 - )は日本の心理学者。専門は教育社会心理学。日本応用心理学会会員。

大阪府出身。関西大学社会学部を卒業し、同大学大学院博士課程修了。専門学校教員、兵庫県長寿社会研究機構家庭問題研究所主任研究員などを経て、2000年から富山国際大学国際教養学部専任講師となる。血液型はO型。

準ひきこもり

準ひきこもりは、2006年に樋口康彦が紀要「大学生における準ひきこもり行動に関する考察」の中で提唱した概念であり、大学には登校するが家族以外の人間とほとんど付き合いがなく、対人関係や、社会経験が不足している状態のことをいう。樋口は、この準ひきこもりが、ニートフリーター問題の隠された要因になっていると指摘しており、引きこもりのように部屋に閉じこもるわけではなく、問題が顕在化するのは就職活動期や大学卒業後と述べている。

2010年に行われた内閣府の「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)」において、「引きこもり」群が70万人と推計され、そのうち6か月以上にわたって「趣味のときだけ外出する」状態の人たちが46万人と推計された。調査を手がけた明星大学大学院人文学研究科の高塚雄介教授は、この層を「準引きこもり」群として注目した[1]

著書等

脚注

  1. ^ 池上正樹 (2010年7月29日). ““予備軍”155万人の衝撃!「趣味のときだけ外出する」新たな引きこもりが急増中”. ダイヤモンド・オンライン. 2023年1月24日閲覧。

関連項目


準ひきこもり

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樋口康彦」の記事における「準ひきこもり」の解説

準ひきこもり(じゅん-)は、2006年樋口康彦紀要大学生における準ひきこもり行動に関する考察』の中で提唱した概念であり、大学には登校する家族以外の人間とほとんど付き合いがなく、対人関係や、社会経験不足している状態のことをいう。樋口は、この準ひきこもりが、ニートフリーター問題隠され要因になっている指摘しており、引きこもりのように部屋閉じこもるわけではなく問題顕在化するのは就職活動 期や大学卒業後と述べている。 ただし、準ひきこもりについての論文は、樋口以外のものはなく、肯定ないし否定する建設的検証なされていないのが現状である。 参考文献 「準」ひきこもり―人はなぜ孤立してしまうのか?(著者樋口康彦 講談社ISBN 4-06-272405-7 大学生における準ひきこもり行動に関する考察キャンパス孤立者について― かぐや姫症候群に関する考察 ―準ひきこもり行動との関連から― 準ひきこもりに関する基礎的研究 The Basic Study about Semi-Hikikomori Behavior

※この「準ひきこもり」の解説は、「樋口康彦」の解説の一部です。
「準ひきこもり」を含む「樋口康彦」の記事については、「樋口康彦」の概要を参照ください。

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