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濱下武志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/24 03:26 UTC 版)

濱下 武志
(はました たけし)
生誕 (1943-11-20) 1943年11月20日(81歳)
日本静岡県静岡市
居住 日本
イギリス
フランス
国籍 日本
研究分野 歴史学
研究機関 一橋大学
東京大学
京都大学
龍谷大学
静岡県立大学
出身校 東京大学(学士、修士)
指導教員 田中正俊
主な指導学生 本野英一
吉澤誠一郎
川島真
主な受賞歴 アジア・太平洋賞大賞
1991年
福岡アジア文化賞学術研究賞
2006年
プロジェクト:人物伝
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濱下 武志浜下 武志、はました たけし、1943年11月20日[1] - )は、日本の歴史学者静岡県立大学グローバル地域センター センタ―長、同センター特任教授。東京大学名誉教授東アジア近代史・経済史を専門とする。

一橋大学経済学部助教授、フランス社会科学高等研究院主任研究員、東京大学東洋文化研究所所長、京都大学東南アジア研究センター教授、龍谷大学国際文化学部教授などを歴任した。

来歴

静岡県立静岡高等学校を経て、1972年、東京大学文学部東洋史学科卒業[2]。1974年、同大学院修士課程修了[2]。1976 - 77年まで英領時代香港大学に研究助手として勤務[2]。1978年、同大学院大学院博士課程中途退学[2]

1979年、一橋大学経済学部専任講師[2]、1981年、同助教授[2]。1982年、東京大学東洋文化研究所助教授[2]、1988年同教授[2]。2000年、京都大学東南アジア研究センター(のちに東南アジア研究所)教授[2]。2006年4月より龍谷大学国際文化学部教授[2]。2012年より静岡県立大学グローバル地域センターの特任教授となり、副センタ―長に就任、2017年10月にセンター長に選任される[3][4]

関係者

田中正俊に師事した。

東京大学東洋文化研究所時代に多くの後進を育成し、門下生に、本野英一早稲田大学)、飯島渉(青山学院大学)、吉澤誠一郎東京大学)、川島真(東京大学)などがいる。

年譜

主な出典:[2]

賞歴

著作

単著

  • 『中国近代経済史研究――清末海関財政と開港場市場圏』(汲古書院, 1989年)
  • 近代中国の国際的契機――朝貢貿易システムと近代アジア』(東京大学出版会, 1990年)
  • 『香港――アジアのネットワーク都市』(ちくま新書 1996年)
  • 『朝貢システムと近代アジア』(岩波書店 1997年)
  • 『沖縄入門――アジアをつなぐ海域構想』(ちくま新書 2000年)
  • 『華僑・華人と中華網 移民・交易・送金ネットワークの構造と展開』(岩波書店 2013年)

編著

  • 『東アジア世界の地域ネットワーク』(山川出版社 1999年)

共編著

  • 佐伯有一久保亨・上野章)『中国経済関係雑誌記事総目録』(東京大学東洋文化研究所附属東洋学文献センター, 1983年)
  • (李焯然・林正子・張士陽)『山西票號資料――書簡篇(1)』(東京大学東洋文化研究所附属東洋学文献センター, 1990年)
  • 川勝平太)『アジア交易圏と日本工業化――1500-1900』(リブロポート, 1991年)
  • 溝口雄三富永健一中嶋嶺雄)『漢字文化圏の歴史と未来』(大修館書店, 1992年)
  • (溝口雄三・平石直昭宮嶋博史)『アジアから考える(全7巻)』(東京大学出版会, 1993年-1994年)
  • (松丸道雄・池田温斯波義信神田信夫)『世界歴史大系 中国史(全5巻)』(山川出版社, 1996年-2003年)
  • 辛島昇)『地域の世界史(1)地域史とは何か』(山川出版社, 1997年)
  • 斎藤次郎)『アジア大混乱』(NTT出版, 1998年)
  • 尾本惠市村井吉敬家島彦一)『海のアジア(全6巻)』(岩波書店 , 2000年-2001年)
  • 川北稔)『地域の世界史(11)支配の地域史』(山川出版社, 2000年)
  • The Resurgence of East Asia: 500, 150 and 50 Year Perspectives, co-edited with Giovanni Arrighi, (Routledge, 2003)
  • (川勝平太)『海と資本主義』(東洋経済新報社, 2003年)
  • (崔章集)『東アジアの中の日韓交流』(慶應義塾大学出版会, 2007年)

脚注

  1. ^ a b 濱下 武志/ 2006年(第17回)学術研究賞”. 福岡アジア文化賞. 2023年1月29日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k 濱下 武志|略歴”. 福岡アジア文化賞委員会. 2023年1月29日閲覧。
  3. ^ a b センター長の選任(平成29年9月28日)(PDF 361KB) 静岡県立大学 グローバル地域センター.2024年2月22日閲覧。
  4. ^ 濱下武志. “センター長メッセージ”. 静岡県立大学 グローバル地域センター. 2024年2月22日閲覧。
  5. ^ 静岡県立大学, 主な社会活動.
  6. ^ 研究部長から 東洋文庫研究部.2024年2月22日閲覧。
  7. ^ 静岡県立大学, 主な経歴.
  8. ^ 静岡県立大学, 受賞歴.
  9. ^ 浜下武志(東京大学 教授)/ 歴代受賞作品 第3回”. アジア調査会. 2024年2月22日閲覧。

関連項目

外部リンク




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