浅間メルロー【アサマメルロー】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9803号 |
登録年月日 | 2002年 3月 1日 | |
農林水産植物の種類 | ぶどう | |
登録品種の名称及びその読み | 浅間メルロー よみ:アサマメルロー |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | マンズワイン株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都港区西新橋2丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 赤澤賢三、中山正男、辻一之 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「メルロー」に「浅間」を交配して育成されたものであり、果皮の色が紫黒、果粒が円で小粒の育成地(長野県小諸市)では10月下旬に成熟する醸造用品種である。樹の拡がり及び樹勢は中である。熟梢の太さは中、色は暗褐、節間横断面の形は楕円、表面の形状は滑か、幼梢先端の色は薄赤、巻きひげの着生は2である。花穂の着生数は中、花性は両性、花粉の多少は少である。成葉葉身の形は五角形、裂片数は5片、葉身横断面の形は内巻、葉縁鋸歯の形は両側直線、葉柄裂刻の一般的な形は開く、成葉上裂刻の一般的な形は閉じる、成葉の大きさは中、上面の色は緑、葉柄の色は淡紅、成葉の下面葉脈間、下面主脈上及び葉柄の綿毛の密度は粗、中肋に対する葉柄の長さの比は短、葉柄の太さ及び穂梗の太さは細、長さは中、色は淡紅である。果房の形は有岐円錐、大きさは小、長さは短、着粒の密度は粗、果梗の太さは中、長さは短、色は紅褐である。果粒の形は円、大きさは小、果皮の色は青黒又は紫黒、果粉の多少は多、果皮の厚さは厚、果皮と果肉の分離性は中、果肉の色は不着色、肉質は塊状、甘味は高、酸味は多、渋味は少、香気は無、果汁の多少は多、種子の数、形及び大きさは中である。発芽期及び開花期は晩、成熟期は晩で育成地においては10月下旬である。果実の着色の難易は中間、花振いの多少及び無核果粒の混入は少、裂果の多少はかなり少、果梗の強さ、果梗と果粒の分離及び果実の日持ち性は中である。「メルロー」と比較して、成葉葉身の形が五角形であること、果粒が小さいこと等で、「カベルネ・ソービニヨン」と比較して、成葉葉身の形が五角形であること、中肋に対する葉柄の長さの比が短いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和58年に出願者のほ場(長野県小諸市)において、「メルロー」に「浅間」を交配し、その実生の中から選抜、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「グラン・ノワール」であった。 |
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