沖縄海洋博で会場内を運行した新交通システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 18:23 UTC 版)
「沖縄県の鉄道」の記事における「沖縄海洋博で会場内を運行した新交通システム」の解説
1975年(昭和50年)7月20日 - 1976年(昭和51年)1月18日に本部町で開催された沖縄国際海洋博覧会で、神戸製鋼所が開発した「KRT」 (Kobe personal Rapid Transit) と通商産業省が中心となり開発した「CVS」 (Computer-controlled Vehicle System) が会場内の交通機関として導入された。財団法人沖縄国際海洋博覧会協会が軌道法に基づき期間限定の旅客運送を行っていたもので、厳密に言えばこれが戦後初めて沖縄で鉄道法規が適用された鉄道路線であり、日本初の新交通システム営業路線でもある。 KRT線(Expoニューシティカー) 南北のゲートを結ぶ幹線輸送施設として建設。路線概要区間:北ゲート駅-国際広場駅-南ゲート駅 距離:3.7km(路線距離1.4km・1周距離3.2km) 所要時間: 4-5分 車両車両寸法:幅2,032mm・高さ2,667mm・長さ4,274mm 定員:23名(座席8席・立席15人・満員乗車時30人) 駆動方式:55kW直流モーター 最高時速:48km 車両数:16台 最大運行車数:15台 利用客数:約400万人 輸送能力:毎時往復5,500人 CVS線(Expo未来カー) 路線概要区間 : 協会本部前ストップ→CVSセンターストップ→水族館前ストップ→エキスポランドストップ→くろしお通りストップ→協会本部前ストップこの他協会本部前-CVSセンター間に業務専用ストップが配置され、有人での特別展示走行用にデュアルモード車両専用の出入り路も設けられた。 距離 : 1.6km(環状線) 車両車両寸法:幅1.75m・高さ2m・長さ4.72m 駆動方式:16kW直流モーター 最高時速:27km 巡航時速:18km 車両数:16台シングルタイプ車両(6人乗り):13台 デュアルモード車両(5人乗り 一般道での電池走行可):3台 利用客数:約80万人
※この「沖縄海洋博で会場内を運行した新交通システム」の解説は、「沖縄県の鉄道」の解説の一部です。
「沖縄海洋博で会場内を運行した新交通システム」を含む「沖縄県の鉄道」の記事については、「沖縄県の鉄道」の概要を参照ください。
- 沖縄海洋博で会場内を運行した新交通システムのページへのリンク