水車場の用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 15:09 UTC 版)
製粉 - 碾き臼を回転させ、穀物をひいて穀粉にする。最も一般的。 精米 - 杵を上下させ、玄米を搗いて白米にする。日本では江戸時代の中期以降、都市部を中心に広まった。 製糖 - 砂糖車を回転させ、サトウキビを圧搾して汁を絞り出す 縮絨 - 毛織物の仕上げ工程。 製材 - 鋸を作動させ、木を切断して木材にする。また、原木の樹皮をはがして粉状にし、皮革のなめしに使えるようにする。 紡績 - 綿花から木綿糸を作る。産業革命初期に水車を動力源としていた。関連して木製のボビンも水車を動力源として作っていた。 機織り - 糸から織物を作る。絨毯などを織る工場でも、水車を動力源とすることがあった。 黒色火薬や無煙火薬の製造。 高炉、精錬炉、ブリキ細工などは蒸気機関が登場する以前は水力を使っていた。 刃物の研磨 鉄の棒を一定の長さに切断し、釘をつくる。 金属の圧延 製紙 - 動力として水車を使うと同時に、製造工程そのものにも大量の水を必要とした。 主に非鉄金属の鉱石を杵で粉砕する。 針の製造もかつては水力を使っていた。 菜種油やごま油の製造もかつては水力や風力で圧搾機を操作していた。 発電 - 発電機の技術向上と金属製歯車の組み合わせにより、10rpm以下の水車でも有効な発電が可能になったことから、近年ミニ水力・マイクロ水力といった発電用の動力として再評価が進んでいる。
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