機龍二部作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 16:39 UTC 版)
「ゴジラ (架空の怪獣)」の記事における「機龍二部作」の解説
1954年に出現したゴジラと同種の極めて高い生命力の生物で、特生自衛隊の組織後に初めて出現したゴジラ。武器は放射熱線。 『ゴジラ×メカゴジラ』 1999年に房総半島に上陸し千葉県館山市を中心に破壊して太平洋に姿を消し、その後2003年に再び出現し3式機龍と戦う。 最初は八景島に出現し機龍と初遭遇。攻撃を受けるが、その際に発した咆哮が初代ゴジラのDNAに干渉し、機龍は一時オペレーション不能となり暴走する。だが機龍が暴走するまえに攻撃を加えることなく海へと去る。その後、東京に上陸すると品川周辺で機龍とふたたび交戦。肉弾戦を繰り広げるが、尾を持たれて振り回されるなどして押され気味となり、最後は機龍が捨て身で放ったアブソリュート・ゼロで氷結し、胸に傷を負って戦意喪失し太平洋へと去っていき、結果的には痛み分けに終わる。 『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』 出現地点は中央太平洋→グアム島沖→太平洋上→浦賀水道→東京タワー周辺→永田町→日本海溝。 2004年、1年間中央太平洋に潜伏していたが、機龍の中枢構造に使用されている初代ゴジラの骨を求めて東京・品川埠頭に再上陸する。胸部に1年前のアブソリュート・ゼロで受けた傷の跡が残っていることから同個体と判明する。この傷が弱点となり、機龍から集中攻撃を受ける。港区から東京タワー近辺で成虫モスラと戦い、鱗粉(りんぷん)に苦しむも足を引きちぎり、熱線でこれを倒す。その後、改良されふたたび起動した機龍と国会議事堂周辺で肉弾戦を繰り広げるが、スパイラルクロウで体を貫かれてひるんだところを、幼虫モスラの糸で絡め取られて動けなくなり、戦意喪失し倒れる。最終的には自我を持った機龍に抱えられ、ともに日本海溝に沈んでいく。 機龍がゴジラとともに海へ消えたことで、ゴジラのDNAを使った兵器は今後開発不可能となったはずだったが、そのDNAデータは特生自衛隊特殊生物研究本部の貯蔵室になおも保存されていることがラストシーンで明かされる。 公式設定ではないものの、監督の手塚昌明や製作の富山省吾はこの個体を「初代ゴジラ(=機龍)の息子」と解釈していたという。
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