橋本哲朗宅・木下元二議員包囲事件とは? わかりやすく解説

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橋本哲朗宅・木下元二議員包囲事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/18 10:22 UTC 版)

元津事件」の記事における「橋本哲朗宅・木下元二議員包囲事件」の解説

さらに部落解放同盟員らは、1974年10月20日から朝来町橋本宅の近所テント張り、「橋本哲糾弾闘争本部」の看板掲げて「お前を殺して部落解放されるんだ」などとマイクアジテーション行っていたが、10月22日になるとさらにエスカレートし10月26日まで最盛時は連日500名~2000名で橋本宅を取り囲みハンドマイク肉声で「橋本糾弾」「橋本出て来い」「お前は完全に包囲されている。今すぐ出てきなさい。わしらを怒らせたら怖いぞ」「子供可愛くないのか」「最後の最後まで闘うぞ」「橋本よ、差別者よ、おまえのようなやつは今度生まれるときは生まれでも赤犬ではなくせめて白生まれ」「きさまはいいけれども、きさまの子供はこの先どのようにして生きるか。犬畜生学校行って子供どのように言われているか、知っているか」などと怒号し、ほぼ昼夜を分かたずアジ演説シュプレヒコール解放歌の合唱などを繰り返し罵声浴びせ橋本宅に夜通し照明灯照射し焚き火燃やし橋本延べ5日間、90時間以上にわたり不法に監禁した。このとき、部落解放同盟共闘関係にある自治労や兵教組県の出先機関婦人会社会党県議校長引率され解放研の中学生らも橋本一家への嫌がらせ加勢し、「橋本、クソアホー」などとマイクで罵っている。このほか、橋本宅に浴びせられ言葉には以下のものがある。 「橋本! もう首吊ってもええのに」「首吊ってなかったら人間じゃないわな! 吊れ! 吊れ! ばばあも皆吊れ! 行って吊ったろか、早う吊らな」 「ロープもええのあるぞ! ロープ手頃ながあるぞ! こら! すぐ出てこい!」 「橋本近所迷惑考えたことがあるかァ、近所迷惑考えるのが人間だァ、おまえはだから考えられぬのだろう、赤犬でてこーい」 「哲朗、おまえはいつまでそうしているのだァ、我々はいつまで闘うぞォ、お前の子供、孫、ひ孫まで闘うぞォ」 「わしらは警察こわいことも何ともないしな」 「コラッ、ハゲ人殺しぬすびと出てこい」 「橋本ここまで言われてもまだ……ワイは、犬畜生にも劣る男だァ」 橋本89歳の老母に対しては、次の言葉浴びせられた。 「ババァくたばれ葬式もできんぞ、庭に穴ほって自分死んでしまえ、葬式自分でせえ」「ババァ聞いてるか、コラッ」 「ええ男をもろてよかったな、世界一りっぱな男をもろて心からおめでとと言いたいわい」 「ババァ出てこい、ババァだけでもはなしたるから出てこい」 また、10月22日橋本宅を訪れた木下元二衆院議員日本共産党)たちが自動車退出しようとしたのを認めるや、部落解放同盟員らがこの自動車後方の溝の上寝転びお前たちが車をバックさせたら殺人者として法廷に出んならんことは明らかだお前たちの車がちょっとでも動いてみろ、殺人者だ」などと怒号し、この自動車発進不可能ならしめ、木下らを橋本宅に引きこもることを余儀なくさせた上、橋本宅を多数部落解放同盟員で取り囲みマイクで「差別集団日本共産党宮本一派よ、お前たち階級の裏切り者階級の敵である」などと怒号し、「日本共産党糾弾」「部落解放同盟闘うぞ」「最後の最後まで闘うぞ」などとシュプレヒコール繰り返し、約4時30分にわたり同人たちを不法に監禁した監禁中、橋本一家は朝から戸や窓を閉め切りカーテンを引き、夜も電灯消して屋内暗くする生活を余儀なくされ、家族全員不眠症となり、事件後もPTSD心身の健康を害した認定された。この事件第二次朝来事件とも呼ばれる

※この「橋本哲朗宅・木下元二議員包囲事件」の解説は、「元津事件」の解説の一部です。
「橋本哲朗宅・木下元二議員包囲事件」を含む「元津事件」の記事については、「元津事件」の概要を参照ください。

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