橋上駅舎への改築
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 16:54 UTC 版)
当駅は市街地側に面した南側を出入口としてきたが、1970年代から駅北側の宅地開発が急速に進捗したことから、次第に駅南北の往来に支障を来たし始めた。駅東側には線路南北をアンダーパスする市道が通っていたが、高さ・幅員とも小さく、次第に増加する通行量を処理しきれなくなったことから、1991年(平成3年)に歩道を併設したアンダーパスが新たに開通した。また駅周辺には踏切が元々少なかった上、安全性に問題のある小規模な踏切(特に警報機・遮断機が不備なもの)が次々と廃止されたこともあり、非常に不便であったため、市民からはかねてより「北口を開設してほしい」という意見が数多く寄せられていた。また当駅の駅舎自体も、開業時のものを幾度か改修しながら使用し続けていたが、築半世紀を越えて老朽化が著しい上、全体的に狭隘であったため、近年の乗降客増加に対応しきれない状況が続いていた。 このため旧豊栄市とJR東日本は、駅舎を自由通路を内包する橋上駅舎として改築することを決定。2004年(平成16年)秋から改築工事に着手、2006年(平成18年)3月25日にオープンした。現駅舎はエレベーター、エスカレーター、多機能トイレなどを備えた、バリアフリーを考慮した構造に設計されている。駅内の自由通路は自転車も通行できるほか、新潟市の第三セクターが運営するコンビニエンスストアも設けられている。駅舎完成後、南北双方の駅前広場が整備された。
※この「橋上駅舎への改築」の解説は、「豊栄駅」の解説の一部です。
「橋上駅舎への改築」を含む「豊栄駅」の記事については、「豊栄駅」の概要を参照ください。
- 橋上駅舎への改築のページへのリンク