教導職
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教導職(きょうどうしょく)とは、明治初期の宗教政策で大教宣布(神道国教化)[1]運動のために設置された宗教官吏である。明治5年(1872年)から明治17年(1884年)まで存続した。大教宣布運動は困難を極め、政府が政教分離の方針を取ったために廃止された。教導職は半官半民の任命制であり、神官・神職、僧侶などの宗教家を始め、落語家や歌人、俳人なども教導職に任命された。
- ^ 安丸良夫・宮地正人編『日本近代思想大系5 宗教と国家』431ページ
- ^ 太政官布達第十九号「神仏教導職ヲ廃シ住職ヲ任免シ教師ノ等級進退ハ各管長ニ委任等ノ儀」(159)第十九号「神仏教導職ヲ廃シ住職ヲ任免シ教師ノ等級進退ハ各管長ニ委任等ノ儀」(160)『明治十七年 太政官布達』 国立国会図書館デジタルコレクション
- 1 教導職とは
- 2 教導職の概要
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