様々なロケットパンチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 17:18 UTC 版)
「ロケットパンチ」の記事における「様々なロケットパンチ」の解説
ロケットパンチ、およびそれに類する攻撃手段の欠点として腕そのものを飛ばすため、その間は腕および腕で使用する武器を使えない点がある。特に飛ばした腕を捕らえられたり、破壊されたり等で戻って来られない場合はその欠点が大きく露呈する。 ただし、鋼鉄ジーグのナックルボンバーは連射が利くので、この欠点を持たない。更に、ダイナマイトパンチは本来換装用に腕パーツを切り離す事を応用して攻撃技として使用するものであり、その後のパーツ換装による戦闘スタイルの移行がスムーズに機能する事で欠点ではなくなっている。 なお、戻る機能がないものや誘導機構を持たないものも多い。『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』の初期では別の小型機が回収してロボットに戻していた。『ドラゴンボール』の人造人間16号、『妖怪ウォッチ』のロボニャンは、射出した腕を落下地点まで移動し自ら回収している。パンチではないが、『機動戦士ガンダム』のジオングは、サイコミュ兵器として腕部を射出することができる。 これらとは別に、腕の伸縮によるパンチを行うものもある。例としては、『装甲騎兵ボトムズ』のアーマードトルーパーに組み込まれたアームパンチ機構、『創聖のアクエリオン』のソーラーアクエリオンが放った無限拳など。なお『ジョジョの奇妙な冒険』の第1部「ファントムブラッド」および第2部「戦闘潮流」では、関節を外すことにより腕を伸縮させてパンチを行う「ズームパンチ」という技がある。このほかにも、『怪物くん』の主人公である“怪物くん”こと怪物太郎や、『ONE PIECE』の主人公であるモンキー・D・ルフィ(ゴム人間)、『ストリートファイターII』のダルシム(ヨガの関節外し)など、ロボットでなくても腕を伸縮させてパンチを行えるキャラクターは多い。 他には『地球防衛企業ダイ・ガード』(1999年)のダイ・ガードや『真マジンガー 衝撃! Z編』(2009年)のゼウスは元々ロケットパンチを持たないが、壊れたり切り落とされたりした片腕を投げつける荒業を使い、それを「ロケットパンチ」と呼んでいた。なお、これらの作品に先んじて初期OVA版の『機動警察パトレイバー』(1988年)では、戦闘中に泉野明が咄嗟の機転で損傷して外れたイングラム1号機の腕を拾って投げつけたものを「ロケットパンチ」と呼称していた。ギャグ作品だと「ロケットキック」と叫び脚を投げつけるものも存在する。また、『パシフィック・リム』のジプシー・デンジャーが用いる「エルボー・ロケット」は、通常のパンチの威力を強化する為にロケットエンジンを用いるものではあるが、これも日本語吹き替え版では「ロケットパンチ」と呼ばれている。
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