様々な上演稿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/26 09:49 UTC 版)
「ソロチンスクの定期市」の記事における「様々な上演稿」の解説
オペラは完全な形として完成されなかったが、死後多くの作曲家らが補筆を試みている。 リャードフとカラトゥイギンによる上演稿 ムソルグスキーが生前完成させた4つのナンバーをリャードフとカラトゥイギンがオーケストレーションを施して校訂し、さらにリムスキー=コルサコフが編曲した『禿山の一夜』を加え、4つのナンバーはゴーゴリの原作から用いた対話で補ったもの。 ツェーザリ・キュイによる上演稿 1915年から1916年にかけて、キュイがゴレニーシチェフ=クトゥーゾフによって補足されたテクストを用いてオーケストレーションを施して完成させたもの。1916年に出版されている。 ニコライ・チェレプニンによる上演稿 上記のリャードフとカラトゥイギンの版とキュイの版を組み合わせ、さらにムソルグスキーの他の音楽を加えてつなぎ合わせたもの。1923年に出版されている。 パーヴェル・ラムによる上演稿 音楽学者のパーヴェル・ラムが校訂し、シェバリーンがオーケストレーションを施して完成させたもの。1933年に出版されている。通称「ラム・シェバリーン版」と呼ばれる。
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