構造と編成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 13:58 UTC 版)
「スイス国鉄RABDe500形電車」の記事における「構造と編成」の解説
RABDe500形は頻繁に2編成が併結運転を行っている。1編成あたり7両で構成され、そのうち3両は1等車、1両は食堂車と2等車の合造、残り3両は2等車となっている。1等車の若干の区画の特徴として、電源コンセントと携帯電話の受信用増幅器が装備されている点があげられる。また、コンパートメントの扉が無いことも特徴的である。 アドトランツからの受領不足から遅れて営業運転を開始したが、expo期間中には編成が揃い、現在では十分な編成が揃っている。 振子機構はコロで車体を支持する振子装置を電動機械式アクチュエータにより駆動する強制振子方式で、シグが開発を担当した。日本のコロ式振子とは異なり自然振子はしない。制御装置はフィアットが担当しておりペンドリーノの技術が活かされている。枕ばねは車体を支える空気ばねが台車の中心に1つのみあるのが特徴で、車体ローリングに対する抵抗は空気ばねの両側に配置したトーションバー・スプリングで得ている。また車体傾斜時のパンタグラフ補正機構として屋根上に電動機械式の傾斜機構を備えるほか、キハ283系気動車のものに似たリンク機構を介してボギー角と車軸の操舵角を連動させる半強制式の車軸操舵機構を備える。
※この「構造と編成」の解説は、「スイス国鉄RABDe500形電車」の解説の一部です。
「構造と編成」を含む「スイス国鉄RABDe500形電車」の記事については、「スイス国鉄RABDe500形電車」の概要を参照ください。
- 構造と編成のページへのリンク