検察の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/18 19:07 UTC 版)
14日午後7時頃、警察がソウル地検に案件の当日中の処理を要請するが拒否される。遺族との対面もないまま火葬することを知った崔桓(チェ・ファン)(朝鮮語版)公安部長は直感的に拷問死を悟り、2時間説得をして観念させた上で遺体保存命令を下す。警察と検察が深い協力関係にあった当時としては異例の対応であった。 15日午前、崔公安部長が司法解剖を指示する。崔は姜玟昌(カン・ミンチャン)治安本部長に「夜道に気をつけろ」などと脅迫を受けている。警察病院を懐柔し遺体を渡そうとしない姜本部長に対し、崔は公務執行妨害での逮捕をちらつかせ解剖に同意させる。なおも、警察病院での実施を望む本部長に対し、崔が民間病院を主張し、漢陽大学病院に決まる。 15日午後、スクープ報道を受けて治安本部が記者会見を行い「持病による心臓発作」であると虚偽の説明をした。この時、姜本部長が発した「机をタッと叩いたらオッと叫んで死ぬとは(책상을 탁 치니 억 하고 죽다니)」は流行語にもなった。(この発言は後に歴史教科書にも掲載されたが、2013年に政府が出版社に対し修正命令を出した) 安商守らが中心となり「朴鐘哲死亡疑惑捜査班」が組まれたが、警察のシナリオ通りに事が進み、目立った成果は出なかった。※捜査班から崔は排除された。安の功績については諸説あり
※この「検察の対応」の解説は、「朴鍾哲」の解説の一部です。
「検察の対応」を含む「朴鍾哲」の記事については、「朴鍾哲」の概要を参照ください。
- 検察の対応のページへのリンク