検察の対応に対する疑惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 23:33 UTC 版)
「福島県いわき市6人死傷事故」の記事における「検察の対応に対する疑惑」の解説
2022年7月15日に福島地検いわき支部にて裁判が行われ、裁判官はAに懲役3年・執行猶予5年(求刑懲役4年以上6年以下)を言い渡した。 Aは「スピードを出せとはやしたてたのも、後ろからいたずらをしてわき見の原因をつくったのも、亡くなったBのせいだと思う」と供述していたというが、同乗していたCによると、はやし立ては行っていなく、Bは後ろからAにイタズラもせず、事故原因は脇見ではなく速度の出しすぎであるということを語ったといい、Cは自ら検察に連絡を入れ、自分の証言を刑事裁判で取り上げるよう要求したが、検察はCを証人として採用することはなく、裁判は1回で結審し、結果的に「脇見運転」が事故の原因という内容の判決が下された。 28日に検察に呼ばれたBの母親(42)は、Cを刑事裁判で証人として採用しなかった理由を検事に問い詰めたというが、検事は「同乗者には被告がわき見をしていなかったように見えたとしても、被告が目だけを動かしている場合もありますからね」と答えたという。 遺族と同乗者たちは控訴を求めていたが、いわき支部は遺族らを呼び出し「過去の判例を見ても、実刑になっている事件は死亡者が2人以上の事故がほとんど。裁判官の判断には問題がないので、控訴はしない」として拒否され、控訴を断念した。
※この「検察の対応に対する疑惑」の解説は、「福島県いわき市6人死傷事故」の解説の一部です。
「検察の対応に対する疑惑」を含む「福島県いわき市6人死傷事故」の記事については、「福島県いわき市6人死傷事故」の概要を参照ください。
- 検察の対応に対する疑惑のページへのリンク