桜田智也とは? わかりやすく解説

櫻田智也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/06 18:22 UTC 版)

櫻田 智也
(さくらだ ともや)
誕生 1977年????
北海道 函館市
職業 小説家
国籍 日本
主な受賞歴 ミステリーズ!新人賞(2013年)
日本推理作家協会賞(2021年)
本格ミステリ大賞(2021年)
デビュー作 「サーチライトと誘蛾灯」
活動期間 2013年 -
ウィキポータル 文学
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(さくらだ ともや、1977年 -)は、日本推理作家北海道出身・在住。2013年、東京創元社主催の第10回ミステリーズ!新人賞を受賞し、デビュー。

略歴

北海道長万部町で生まれ、小学5年から中学までは函館市[1]、高校時代は北斗市で過ごした[2]江別市在住。埼玉大学理学部卒業[3]。同大学院修士課程修了[4]

デイリーポータルZの元ライター。2008年1月[5]より2011年3月(東日本大震災直前)[6]まで掲載。当時は、当時居住していた岩手県の環境や土地柄を生かし、身体を張った奇抜なアイデア・行動を織り交ぜた記事をよく執筆していた。本人によれば、もう一本記事を最後に掲載する予定であったが、震災後に気力が戻らず、そのまま終了となった、とTwitterで語っている[7]

2013年、「友はエスパー」が第4回創元SF短編賞の最終候補となる。同年、「サーチライトと誘蛾灯」で第10回ミステリーズ!新人賞(選考委員:新保博久法月綸太郎米澤穂信)を受賞[8]。2018年「火事と標本」、2020年「コマチグモ」にて第71回・第73回日本推理作家協会賞(短編部門)候補となる[9][10]。2021年、『蟬かえる』で第74回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、第21回本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞[11][12]

ミステリ・ランキング

作品リスト

単行本

  • サーチライトと誘蛾灯(2017年11月 ミステリ・フロンティア ISBN 978-4-488-01799-6 / 2020年4月 創元推理文庫 ISBN 978-4-488-42421-3
    • 収録作品
      • サーチライトと誘蛾灯(『ミステリーズ!』vol.61、2013年10月号、東京創元社) - 第10回ミステリーズ!新人賞受賞。
      • ホバリング・バタフライ(『ミステリーズ!』vol.78、2016年8月号、東京創元社)
      • ナナフシの夜(『ミステリーズ!』vol.80、2016年12月号、東京創元社)
      • 火事と標本(書き下ろし)
      • アドベントの繭(書き下ろし)
  • 蟬かえる(2020年7月 ミステリ・フロンティア ISBN 978-4-488-02009-5 / 2023年2月 創元推理文庫 ISBN 978-4-488-42422-0
    • 収録作品
      • 蟬かえる(『ミステリーズ!』vol.92、2018年12月号、東京創元社)
      • コマチグモ(『ミステリーズ!』vol.94、2019年4月号、東京創元社)
      • 彼方の甲虫(書き下ろし)
      • ホタル計画(書き下ろし)
      • サブサハラの蠅(書き下ろし)
  • 六色の蛹(2024年5月 東京創元社 ISBN 978-4-488-02903-6
    • 収録作品
      • 白が揺れた(『紙魚の手帖』vol.01 OCTOBER 2021、東京創元社)
      • 赤の追憶(『紙魚の手帖』vol.04 APRIL 2022、東京創元社)
      • 黒いレプリカ(『紙魚の手帖』vol.07 OCTOBER 2022、東京創元社)
      • 青い音(書き下ろし)
      • 黄色い山(書き下ろし)
      • 緑の再会(書き下ろし)

単行本未収録短編

  • 緑の女(『ミステリーズ!』vol.67 OCTOBER 2014、東京創元社)
  • 追憶の轍(『ミステリーズ!』vol.69 FEBRUARY 2015、東京創元社)
  • ミツバチと押し花(2023年2月 『蟬かえる』〈創元推理文庫〉三省堂書店購入特典[13]

アンソロジー

参考資料

脚注

  1. ^ 夏休みの工作を再現した::デイリーポータルZ”. dailyportalz.jp. 2020年10月7日閲覧。
  2. ^ <訪問>「蟬かえる」を書いた 櫻田智也(さくらだ・ともや)さん:北海道新聞 どうしん電子版”. 北海道新聞 どうしん電子版. 2020年10月7日閲覧。
  3. ^ 林雄司 (2020年11月15日). “小野法師丸さん櫻田智也さんはげます会限定記事に登場、その一部を公開”. デイリーポータルZ. 2023年3月24日閲覧。
  4. ^ 櫻田 智也の書籍一覧 - honto”. honto.jp. 2023年3月24日閲覧。
  5. ^ 初登場『田舎でフリーハグ』[1]
  6. ^ 最終回となる『最近「ドライブイン」には行っていますか?』[2]
  7. ^ デイリーポータルZ掲載終了までの経緯が本人から語られた-Twitter[3]
  8. ^ 第23回鮎川哲也賞・第10回ミステリーズ!新人賞贈呈式レポート [4]
  9. ^ 第71回日本推理作家協会賞に『冬雷』と『サーチライトと誘蛾灯』収録作品が候補作として選ばれました|お知らせ”. 東京創元社 (2018年3月20日). 2020年7月19日閲覧。
  10. ^ 第73回日本推理作家協会賞短編部門に櫻田智也「コマチグモ」が候補作として選ばれました|お知らせ”. 東京創元社 (2020年3月10日). 2020年7月19日閲覧。
  11. ^ お知らせ”. 日本推理作家協会. 2021年4月22日閲覧。
  12. ^ 櫻田智也『蝉かえる』(東京創元社)が第21回本格ミステリ大賞〈小説部門〉を受賞しました|お知らせ”. 東京創元社 (2021年5月14日). 2021年5月16日閲覧。
  13. ^ 第74回日本推理作家協会賞&第21回本格ミステリ大賞受賞作、待望の文庫化! 三省堂書店全店で応援キャンペーンも開催、櫻田智也『蟬かえる』”. Web東京創元社マガジン. 東京創元社 (2023年2月10日). 2024年6月6日閲覧。

関連項目

外部リンク


櫻田智也

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デイリーポータルZ」の記事における「櫻田智也」の解説

1977年生まれ北海道函館市出身岩手県在住2008年1月から登場地元岩手土地柄環境生かしつつ、奇抜な格好行動織り込んだ記事内容写真、またそのキャプションの独特さは、一時期小野双璧をなしており、両者コラボ記事存在する。その一方で地元自身日常生活関わる食べ物施設小物などに焦点をあてた記事執筆することがあった。2011年3月をもって連載終了2013年東京創元社主催第10回ミステリーズ!新人賞受賞機にミステリー小説家へと転身しおおたかおるの2013年11月8日記事「私だってミステリー小説書き上げたい」に登場記事中では前述授賞式模様掲載された。

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