根本的な解決に向けてとは? わかりやすく解説

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根本的な解決に向けて

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 04:32 UTC 版)

大井川」の記事における「根本的な解決に向けて」の解説

2005年平成17年)、田代ダム水利権更新迫り流域自治体発電用水利権一部返還求めた田代ダム富士川水系早川導水を行うため、山梨県絡んだ広範囲問題となり、電力会社自治体だけの問題ではなくなった。このため国土交通省静岡県山梨県大井川流域自治体静岡市川根本町川根町)及び東京電力の5者による「大井川水利流量調整協議会」が結成され田代ダム水利権問題対処することとなった塩郷ダム水利権返還以後河川開発を巡る周辺環境激変し河川環境対す厳し国民視線注がれるようになったこうした風潮1997年平成9年)の河川法改正影響及ぼし、「河川環境の維持」が河川管理重要な目標挙げられた。この中で全ての電力会社管理ダムに対して河川維持放流義務化明記され全国電力会社発電用ダム放流バルブ設置して維持放流実施した。この結果信濃川西大滝ダム宮中取水ダムのようにサケ戻りだした例も報告されだした。 東京電力河川維持放流のための水利権一部返還合意流量についての交渉が行われた。だが地元自治体納得できるだけの放流ではなく交渉不調に終わったこのため大井川流域住民2万人の署名集めて放流の上乗せ要求決起大会開いて譲歩迫った。これに対し東京電力毎秒0.43トン - 1.49トン放流水利権10年更新再度呈示流域自治体納得して11月28日交渉妥結した2006年より田代ダムより毎秒0.43トン試験放流実施されており、中部電力管理5ダム(畑第一・畑第二井川奥泉大井川)及び長島ダム連携して0.43トン連携上積み放流を現在検討している。 こうして大井川「水返せ運動」塩郷ダム完成より45年経過し大井川無水区間解消し流水復活した。だが「川原砂漠」が完全に解消されたわけではなく、かつての大井川復活にはまだ道半ばである。

※この「根本的な解決に向けて」の解説は、「大井川」の解説の一部です。
「根本的な解決に向けて」を含む「大井川」の記事については、「大井川」の概要を参照ください。

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