松原市立松原第三中学校
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松原市立松原第三中学校(まつばらしりつ まつばらだいさんちゅうがっこう)は、松原市東新町地区にある公立中学校。2020年5月1日時点での生徒数は398人。 1947年4月1日、学制改革にともなって中河内郡布忍村立布忍中学校として設立。開校当初は戦前に高等科が置かれていた布忍小学校の校舎を利用していた。1955年に布忍村が松原市に統合されると松原市布忍中学校となり、1963年に現在の名称に改称された。1970年に新校舎が完成し、現在地に移転した。1970年代前半から校区内の布忍小・中央小とともに同和教育・人権教育に力を入れてきた。大阪府では障害者解放運動と同和教育が密接に結びつけられ、障害のある子供が可能な限り通常学級で学ぶことができる仕組み(原学級保障)が定められていた。松原三中ではその実践の中で、ハンディキャップを持った児童を中心に添えて集団を形成し、そうして生まれた集団ごと地域の公立高等学校への進学を目指すと言う教育方針(地元集中進学)が生まれていった。同様の活動は大阪府ではしばしば見られたが、松原三中の取り組みはその典型例として世間から関心を呼んだ。また、2015年からは第三中学校区としてインターナショナルセーフスクールの国際認証の取得への取り組みを始め、2018年に大阪府では初となる認証を取得した。教育学者の若槻健は松原三中のインターナショナルスクールに基づいた教育について、以前から実践していた人権教育の影響からハンディキャップ者の視点に立った安心・安全な学校づくりを行っていると指摘。さらに同校の教育は生徒が主体的になって取り組んでいることから、ガート・ビースタの「主体化の市民性教育」になぞらえて高く評価するとともに、主体化の市民性教育でしばしば問題となる生徒間の教育格差が見られていない点から松原三中校区を「日本の人権教育をリードする校区」と表現している。 通学区域 出身小学校:布忍小学校、中央小学校 河合4丁目302番地、河合5丁目・6丁目、南新町1丁目から6丁目、北新町1丁目・2丁目、北新町3丁目1番1号から16番25号(16番8号から16号を除く。)北新町5丁目から6丁目、田井城1丁目から5丁目、高見の里1丁目・2丁目、東新町2丁目・3丁目、東新町4丁目1番1号から3番35号、東新町4丁目6番1号から11番26号
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