本館・アネックス
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「北九州市立美術館」の記事における「本館・アネックス」の解説
1974年(昭和49年)竣工。建築家、磯崎新の設計。磯崎はカテドラル(聖堂)をイメージして設計したという。二つの大きなヴォリュームがキャンティレバーとして、外観をつくる。シンメトリーの構成である。その外観から、「丘の上の双眼鏡」の愛称を持つ。エントランスホールは三層吹抜である。主に印象派から現代アートを収蔵。また、九州大学の国文学者、田村専一の約1300点にも及ぶ浮世絵コレクションが、没後一括寄贈された。 1998年(平成10年)に公共建築百選に選ばれた。また、2006年(平成18年)公開の実写映画『デスノート』の美術館のシーンで、内部が撮影に使われた。2012年(平成24年)11月には翌年公開の映画『図書館戦争』のロケが行われた。 なお老朽化が進んだことから、本館は2015年(平成27年)8月で休館、市民ギャラリーとして使われているアネックスは同年いっぱいで休館し大規模修繕工事を実施、2017年(平成29年)11月3日にリニューアルオープンした。作品の保管・展示の為の館内の空調・温湿度管理設備の更新をメインに、バリアフリー対応も行われ、開会式には設計者の磯崎新も出席した。
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