朝鮮解放後の活動
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1945年以降の活動、とりわけ朝鮮語を通した民族運動の側面では「ハングル専用運動」と「国語醇化運動」が主要な活動となる。ハングル専用運動では、1948年にハングル専用法を国会に建議するなど積極的に活動を展開し、1949年には「ハングル専用促進会」を立ち上げている(1968年に「ハングル専用国民実践会」に改組)。朝鮮語の醇化運動の面では、1962年に文教部で「ハングル専用特別審議会」が設置されるとこれに深く関与するようになり、当時朝鮮語の語彙に入り込んでいた日本語外来語や西洋外来語、難読漢字語などを容易な朝鮮固有語に置き換える作業を進め、その結実を1967年に「やさしいことばの辞典(쉬운말 사전)」として世に出した。 ハングル専用、朝鮮語醇化は韓国国内でしばしば論争の対象となり、反対勢力と激しい応酬が交わされることもある。言語政策の観点から見ても、時期により政策が大きくぶれる。この問題について、詳細は「ハングル専用文と漢字ハングル混じり文」を参照。 学術的研究団体としてのハングル学会は、解放後一貫して韓国における朝鮮語研究の第一線の一翼を担ってきている。植民地時代に発刊された雑誌「ハングル」は解放後、純粋な学術論文誌として現在に至るまで刊行が続いている。朝鮮語に関する啓蒙的なことは「ハングルニュース(한글 새소식)」という小冊子が担っている。
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