朝鮮語における胡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 15:10 UTC 版)
朝鮮語で、胡 (호)には、「中国で夷狄を呼んだ言葉」のほか、「女真族 中國東北蠻人」、「豆満江北部に住んでいた女真族」などの意味がある。また、李氏朝鮮では、清を胡と位置づけて「淸 (清)」のことを「胡國 (胡国)」と呼称し、衛正斥邪の見地から人倫的および文化的に夷狄即胡虜視する対清観が一貫して流れていた。この背景には、朱子学の名分論に基づいて明を崇め、清を胡として蔑しめる風潮、中華文明の伝統は清朝によって夷狄化したとして蔑視し、その人びとを「胡虜」か「犬羊」とけなし、中華の正統を継ぐのは朝鮮だけだという唯我独尊的な小中華思想があった。
※この「朝鮮語における胡」の解説は、「胡」の解説の一部です。
「朝鮮語における胡」を含む「胡」の記事については、「胡」の概要を参照ください。
- 朝鮮語における胡のページへのリンク