更なる多店化と多角化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 17:37 UTC 版)
1990年(平成2年)に土浦のピアタウンと同じく百貨店の小網屋と共に茨城県岩井市(現・坂東市)のショッピングセンター「プリオ101」の核店舗として出店し、1991年(平成3年)12月20日に茨城県阿見町のショッピングセンター荒川沖ショッピングプラザにトイザらスの日本進出第1号店を開店させた。1992年(平成4年)3月に茨城県下妻市にあった旧下妻店を閉鎖し、代わりに国道125号線沿いにモータリゼーションに対応した下妻ショッピングプラザを出店して競争力強化を図った。1994年(平成6年)に同社初のショッピングセンターだった土浦ピアタウンの大幅増床・改装、1996年(平成8年)3月28日に福島県いわき市のいわきニュータウン内に長崎屋が開設したコミュニティーパワーセンター・ラパークいわきにホームセンター・カスミを出店。1996年(平成8年)2月に茨城県水戸市の赤塚西団地店を閉店して、代わりに1997年(平成9年)11月13日にドラッグストアや専門店を併設した姫子店を開店させるなどモータリゼーションとショッピングセンター化の進む状況への対応を進めた。 また、1992年(平成4年)11月20日に波崎店の衣料品売場を長崎屋のフランチャイズのサンバードから自社で展開するカスミアルファへの転換を図った。その後も1993年(平成5年)2月18日に茨城県牛久市で開業したカスミ牛久ショッピングプラザ、同年7月8日に茨城県北茨城市に開業した大津ショッピングセンターマ・メール、1997年(平成9年)2月27日に千葉県八街市に開業した八街店などにもカスミアルファを出店して直営での衣料品販売を展開した。1994年(平成6年)6月に茨城県大宮町(現・常陸大宮市)にファミリーレストラン・ココスを併設した常陸大宮店を開設、1997年(平成9年)に学園店の改装を行った際にフランチャイズによるドラッグストアを併設して医薬品販売に進出し、同年11月13日に姫子店にもドラッグストアを併設して医薬品販売も多店化するなど食品以外の直営売場を併設した店舗展開も進めた。それと共に、1996年(平成8年)4月19日に千葉県我孫子市に関連会社カスミプライム21の運営でインストアベーカリーや惣菜、百貨店で扱われているような高級な食材などを扱う高品質食品専門店プルシェ天王台店を開店、食品スーパーのアップグレード業態の展開を試みるなど従来の食品スーパーから取扱商品の幅を広げる方向性での出店も進められた。 さらに、1992年(平成4年)に米国最大のゴルフ用品専門店チェーンネバダ・ボブスプロショップと合弁で日本ネバダ・ボブスを設立して、1993年(平成5年)4月に茨城県つくば市に1号店を開店してゴルフ専門店事業へ進出した。このほか、自動車販売店のフォードカスミやレンタカー事業のカスミレンタリースなど主力事業の食品スーパーとは直接的な関連性の薄い事業への展開も図られた。1995年(平成7年)8月3日に子会社カスミコンビニエンスネットワークスが株式を店頭公開して上場しているコンビニエンスストア4社の一つとなり、1996年(平成8年)8月期末時点で849店舗を展開するなど多角化も推進されていった。
※この「更なる多店化と多角化」の解説は、「カスミ」の解説の一部です。
「更なる多店化と多角化」を含む「カスミ」の記事については、「カスミ」の概要を参照ください。
- 更なる多店化と多角化のページへのリンク