時岡家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 02:19 UTC 版)
時岡多恵(ときおか たえ)〈57〉 演 - 鈴木保奈美 望美の母。旧姓:今村。 結婚前はハウスメーカーに勤めており、そこで出会った進次を好きになり結婚。望美の事故後は二人で看護をしていたが5年後に離婚し、以後は一人で看護を続け望美を目覚めさせた。望美の世話の傍ら、保険会社の外交員を務めている。事故前は明るく笑顔を絶やさない姿が見受けられたが、望美が目覚めてからは笑顔が消えており、冷たさすら感じさせる。望美の看護に力を注ぎすぎたあまり、愛美や進次、家のことを疎かにしてしまったことで家族の間に亀裂が走ってしまう。第7話ではそれを望美にも指摘された。何かと上から目線で話すため進次や愛美からはそのために周りから誰もいなくなると言われている。愛美に愛情をあまり注いであげれなかったことに関しては少し自覚はしており、しっかり者の愛美につい甘えてしまい、その結果自分に怒りを覚えた彼女とどう向き合っていけばいいのか分からなかったと後に打ち明けている。 第8話の終盤で結人に頼まれ、変貌した望美と共に一緒に窓から身を投げ出そうとするが、その最中に長年の無理が祟り、心不全とクモ膜下出血で倒れ、意識を失う。医師に意識を取り戻すのはまず無理だと言われている。 第9話では前述の行動が望美を死なせるためではなく、望美を元に戻したいという願いからのものだったことが日記を読んだ愛美によって語られる。その後、望美と愛美が彼女の傍で歌ったことにより、一時的に目が覚めるも心臓が弱っているため今度意識がなくなった場合回復は難しい状況の中で進次には笑顔を忘れないように言い、最期に「愛してる」という言葉をかけ続けて息を引き取った。 時岡愛美(ときおか まなみ)〈32〉 演 - 橋本愛(7歳時:阿部久令亜) 望美の3歳下の妹。旧姓:今村。 大手広告代理店の営業部に勤務。仕事ができるしっかり者だが、恋には不器用なメンヘラ。 25年前に豆腐のお使いに行くのを嫌がり、望美に頼んだことが事故の原因だと思っており、第1話で多恵がすき焼きを作っていた際には自分への嫌がらせかと怒っていた。豆腐はこのことがトラウマで第2話で望美が買ってくるまで食べていなかった。 交際していた相沢に未練を抱いているため、彼を追い回すといったストーカー同然の行為を行っている。望美の事故後、母の多恵が付きっきりで世話をしていたことから、構ってもらえなくなり孤独を感じながら過ごしたことがトラウマとなり、歪んだ恋愛観を持つに至った。 父と同じで酒癖がかなり悪く、これが営業部から外される要因にもなった。 広告代理店を自ら退職したあとは、結人に勧められたこともあって昔の夢だったグラフィックデザイナーになろうと試みるが、上手くいかずに結局以前結人が務めていた会社で代行業をするようになる。 第8話で昔から望美に嫉妬していていたことを明かし一度は縁を切るも多恵の死をきっかけに和解。 第9話にて多恵が倒れた際、「望美を元に戻して4人ですき焼きを食べる」と書かれた日記を偶然目にし、母を目覚めさせるために付きっきりで看病をする。
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