明治の事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/18 07:11 UTC 版)
ゲオルギ・アルノルド・エッセル オランダ・ハーグ出身。王立アカデミーで道路建設と治水を学んだお雇い外国人。大阪湾の港築造の治水技師として来日。ファン・ドールンにより、一等工師に抜擢された。主に、淀川の改修に取り組む。 フランク・メジャー イギリス人。委託売買をしながら、神戸外国人居留地で発行されている英字新聞「兵庫ニュース」の通信員を副業としている。エッセルが苦手とする人物。 ファン・ドールン エッセルの知人で、エッセルより一足先に主任技師として来日していた。増員が必要となり、エッセルを推薦した。二等工師リンドウと共に、首都で利根川などの治水を手掛けた。 ヨハネス・デレーケ 叩き上げの技師で、エッセルよりはるかに有能だが、学歴がないために軽く扱われる。四等工師。 ハンス・ベームラー 自称・貿易商。詐欺まがいの商法で荒稼ぎをしていると噂される。 日向 六郎太(ひゅうが ろくろうた) 大阪府警察の四等巡査。詐欺師・仙田輪吉を追っている時に、エッセルに助けられ恩義を感じる。 赤城 彦馬(あかぎ ひこま) 六郎太の上司。七等警部。東町奉行所の同心の家の生まれ。維新の影響で警察官に。 仙田 輪吉(せんだ わきち) 通称・壺算の輪吉。名うての詐欺師。 ドール イギリス人。居留地の警察官。治外法権を振りかざす乱暴者。 おまつ 日本人女性。本名・杉本ふさ。エッセルの現地妻。エッセルに日本語を教え、自分は英語やオランダ語を学び、時には通訳もした。 クリスチャン・J・エルメリンス 大阪府病院で主任医師として勤務する。エッセルより2歳年上の医学博士。同じオランダ出身で、来日後間もなく友人になった。
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