旧安田銀行担保倉庫(協同組合前橋商品市場倉庫)
名称: | 旧安田銀行担保倉庫(協同組合前橋商品市場倉庫) |
ふりがな: | きゅうやすだぎんこうたんぽそうこ(きょうどうくみあいまえばししょうひんいちばそうこ) |
登録番号: | 10 - 0118 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 煉瓦造2階建、瓦葺、建築面積693㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正2 |
代表都道府県: | 群馬県 |
所在地: | 群馬県前橋市住吉町2-10-2 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | 群馬県近代化遺産総合調査文化財調査報告書(前橋市教育委員会、1995) |
施工者: | |
解説文: | 群馬商業銀行附属前橋倉庫として建設。主として生糸等の担保用倉庫で,桁行30間梁間6間規模,切妻造,桟瓦葺の煉瓦造2階建,イギリス積の2戸前倉庫。煉瓦は日本煉瓦製造製,階下2枚階上1枚半積で,木造床,小屋組は木造のキングポストトラスである。 |
旧安田銀行担保倉庫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/14 18:23 UTC 版)


旧安田銀行担保倉庫(きゅうやすだぎんこうたんぽそうこ)は、群馬県前橋市にある煉瓦造の歴史的建造物。「協同組合前橋商品市場倉庫」(きょうどうくみあいまえばししょうひんいちばそうこ)とも呼ばれている[1]。
2004年(平成16年)7月23日に国の登録有形文化財に登録された[2]。
概要
1913年(大正2年)に群馬商業銀行細ヶ沢出張所付属倉庫として建設された。その後、明治商業銀行を経て保善銀行(後の安田銀行)[3]の施設となり、担保品である繭や生糸の保管倉庫、繭乾燥場、銀行出張所として利用された。
年表
- 1913年(大正2年) - 群馬商業銀行細ヶ沢出張所の付属倉庫として竣工した。
- 1951年(昭和26年) - 協同組合前橋商品市場に払い下げられる。
- 2004年(平成16年) - 国の登録有形文化財に登録される[2]。
- 2012年(平成24年) - ぐんま絹遺産に登録される。
建築
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煉瓦造(床組、小屋組木造)、2階建て、桟瓦葺であり、桁行54.540メートル×梁間10.908メートル、建築面積は693平方メートル、延床面積1,179.014平方メートルである。基礎の布石は「安山岩切石」で、概ね幅910ミリメートル×高さ300ミリメートルを1段据え。
煉瓦は日本煉瓦製造会社製でイギリス積みを採用し、煉瓦を接着させる目地は、東京駅建設工事にも用いられた、高度な職人技術を必要とする「覆輪目地」と呼ばれる特別な仕上げである。煉瓦の寸法は225ミリメートル×108ミリメートル×58ミリメートルで、JIS規格(210ミリメートル×100ミリメートル×60ミリメートル)と比較すると大版であった。
脚注
参考文献
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- 群馬県教育委員会『群馬県近代化遺産総合調査報告書』1992年(平成4年)
- 前橋市教育委員会『文化財調査報告書』1994年(平成6年)
- 村田敬一『シルクカントリー群馬の建造物史』2009年(平成21年)
- 前橋工科大学『ぐんま建築ガイド』2015年(平成27年)
- 前橋商工会議所『製糸の都市前橋を築いた人々』2018年(平成30年)
関連項目
外部リンク
- 旧安田銀行担保倉庫(協同組合前橋商品市場倉庫) - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 旧安田銀行担保倉庫(協同組合前橋商品市場倉庫) - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ぐんま絹遺産
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