旧安川邸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/14 15:03 UTC 版)
旧安川邸(きゅうやすかわてい)は、福岡県北九州市戸畑区にある男爵安川敬一郎の邸宅。
概要
筑豊御三家の一つ安川家の邸宅で、1912年に建設されて以降3代に亘り安川家当主及び一族が居住した[1]。1913年には孫文が宿泊し、敬一郎に「世界平和」と記した直筆の書を贈ったほか、敬一郎も孫文を金銭的に支援したとされる[2]。
現在は大座敷棟(和館)、洋館、蔵などが残されており、2018年に北九州市により北九州市指定有形文化財の指定を受けている。この2年前の2016年から北九州市と安川電機が共同で「旧安川邸利活用事業」を実施、再整備されて2022年より一般公開されている[3]。2023年10月25日から26日にかけ、将棋第36期竜王戦藤井聡太八冠対伊藤匠七段七番勝負第3局の会場として使用された[4]。
アクセス
- 所在地:北九州市戸畑区一枝一丁目4番23号(夜宮公園の一部、旧松本家住宅に隣接)
- JR九州鹿児島本線戸畑駅より西鉄バス「明治学園前」下車、徒歩4分(350m)。
- 北九州高速2号線戸畑出入口より2㎞
- 駐車場有り
ギャラリー
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和館
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洋館
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蔵
脚注
- ^ 旧安川邸について - 北九州市
- ^ 孫文の銅像、「世界平和」の書贈った旧安川邸に…製作依頼した書家「情勢不安定な今こそ思いはせて」読売新聞 2023年12月12日
- ^ 夜宮公園一帯を中心とした魅力づくり - 北九州市
- ^ 藤井聡太八冠 竜王戦七番勝負第3局の2日目 午前のおやつに選んだのは・・・RKB毎日放送 2023年10月26日
外部リンク
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