日本公開時の改変とは? わかりやすく解説

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日本公開時の改変

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 01:35 UTC 版)

ナイル殺人事件 (1978年の映画)」の記事における「日本公開時の改変」の解説

1978年12月9日東宝東和配給により全国公開された際のフィルムは、エンディング楽曲サンディー(サンディー・オニール名義)のヴォーカルによる『ミステリー・ナイル』に差し替えられた。この曲は日本独自イメージソングであり、ニーノ・ロータ作曲による叙情的なBGMおよび本来のエンディング曲とは相容れないアップテンポなポップス・ナンバーだったが、サビテレビCM印象的に用いられたこともあって人々受け入れられ興業的成功もたらすと共にシングル盤ヒットした。それによって、以後の『クリスタル殺人事件』『地中海殺人事件』でも同様にエンディング曲女性ヴォーカルのポップス・ナンバーにする改変が行われた。 差し替えられた『ミステリー・ナイル』は本来のエンディング曲とは出だしタイミング異なりラストシーンポアロレイス大佐台詞告げ終わった瞬間イントロが始まる。本来のニーノ・ロータ作曲エンディング曲は、台詞言い終わらないうちに始まる。よって、音声トラック音楽トラック分離しているマスター使用しなければ東宝東和とまったく同じエンディング再現不可能である。 エンディング曲差し替え並行しエンド・クレジット途中でこれからご覧になる方のために、結末決し話さない下さい』というキャプション表示される改変があった。『結末決し話さない下さい』のフレーズテレビCMキャッチコピーにも使用され話題になった。 現在発売されている日本版DVD本国版よるもので、上記エンディング改変行われていない。 日本版ポスターのみ、夜間ライトアップされギザのピラミッドスフィンクスが、大きく写真掲載されている(アメリカ版ツタンカーメン強調したもの)。このシチュエーション映画本編には登場しないが、公開1年前にヒットした『007 私を愛したスパイ』同様のシーンがあり、流行乗る形で注目度の向上に結び付けようとしたものである。映画成功によりこれも慣例として踏襲され、『クリスタル殺人事件』はロンドン郊外牧歌的な農村舞台にもかかわらず夜間ライトアップされビッグ・ベン国会議事堂写真大きく掲載された。今日では議論対象となるであろう広告方針であるが、当時『ランボー』でも映画に登場しない摩天楼ポスターメイン描かれるなど、東宝東和宣伝常套手段だった。

※この「日本公開時の改変」の解説は、「ナイル殺人事件 (1978年の映画)」の解説の一部です。
「日本公開時の改変」を含む「ナイル殺人事件 (1978年の映画)」の記事については、「ナイル殺人事件 (1978年の映画)」の概要を参照ください。

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