日本公開用のパンフレット
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「モダーンズ」の記事における「日本公開用のパンフレット」の解説
CINESWITCH8号として編集された。ちなみに9号は長部日出雄監督『夢の祭り』。表紙絵はペーター佐藤。ヘラルド・エースとフジテレビの共同編集。 四方義朗とスタイリスト原由美子の対談から始まり、都市評論家の海野弘、映画評論家の川口敦子、美術評論家の針生一郎、ファッション評論家の川本恵子、映画ライターの金子裕子、音楽評論家の冨谷正博が寄稿している。撮影監督の栗田への大久保賢一によるインタビューと採録シナリオも載っている。 四方は、ナタリー・ド・ヴィルがパリのレスビアンの先駆者であるとし、海野は、実在したナタリー・バーニィとペギー・グッゲンハイムのイメージを合成したキャラクターであるとした。 海野と針生はともに、本作の時代設定が1926年だと特定し、ラストにニック・ハートが雨を心配し「あと二、三日は大丈夫だろう」と言うのが、1929年の世界大恐慌のことであると解釈している。 栗田のインタビュー記事の冒頭において大久保は、本作は1975年にルドルフ監督によってシナリオ初稿が書かれた12年越しの企画であることを明かしている。栗田によると本作はモントリオールで撮影されたという。 『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』『ラスト・エンペラー』に出演時のジョン・ローンへの金子裕子によるインタビューで「中国系の役ばっかり演じていたから、今度は芸術都市みたいなところに集まってくる無国籍的な人々の一人を演じたい」という意味のことをローンが言った直後に本作への参加が報じられたので「あれは、あのインタビューの時点で決まっていたのでしょう?」と金子が訊いたら、彼は否定した、という記事も載った。
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