日本ランキングの認定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 02:30 UTC 版)
「日本ボクシングコミッション」の記事における「日本ランキングの認定」の解説
日本における唯一公式のランキングをミニマム級からヘビー級までの17階級において認定している(2009年までスーパーミドル級以上は、日本では選手が少ないことを主な理由に認定しておらず、2013年9月現在でもライトヘビー級とクルーザー級は空位)。原則として1勝以上を挙げたA級ボクサーを対象に日々開催される試合結果を元に月に1度JBC、日本プロボクシング協会、専門誌記者、新聞社ボクシング担当記者らによるランキング委員会を開き更新される。タイトルの移動はもちろん、ランキング入りか否かや勝敗の結果に伴うランキングの上下の認定もJBCが行う。日本ランキングは2013年10月度発表より2018年3月度までは各階級15位までだったが、2018年4月度より大幅に拡大され、12位以内にランク入りした選手に対して日本王座挑戦権が与えられる。 女子の公式なランキングは長らく存在せず、東日本ボクシング協会が制定する「G Legendランキング」がその代わりとして機能していたが、2017年に「日本女子育成ランキング」が新設された。ただし、クラス問わず1勝以上を挙げた女子選手(B級プロテスト合格者は即ランク入り)を対象とし、6回戦1勝以上を挙げた選手に対して日本女子王座挑戦権が与えられる。 一方、2017年より東日本協会が創設した日本ユース王座(6回戦1勝以上の24歳以下対象)については2018年9月より公認されており、王者は日本ランキング13位以下の対象にされている。 2019年3月、OPBF加盟国の選手も日本王座に挑戦可能になったと発表した。原則としてOPBFランカーが条件であり、日本を出国した時点で資格を失い王座は空位となる。このルールは2015年までにも運用されていたが、適用例はなかった。だが、日本女子王座及び日本ヘビー級王座の活性化を狙いとして復活させることになった。 なお『ボクシング・マガジン』などが独自に認定している日本ランキング(同誌ランキングの場合「B級ランキング」と呼ばれる)は全て公式のものではない。 その他、JBCルールブック第5章第25条にある、原則8回戦の地区王者(東日本、北日本、中日本、西日本、西部日本の各協会)も公認するが、21世紀に入ってからは西部日本の若干のケース除きほぼ行われていない。6回戦でタイトルマッチ実施される場合も多く、王者がJBC日本ランク入りした時点で自動返上となる。
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