日本の香料メーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 02:35 UTC 版)
日本の香料メーカーの企業数は大小合わせて約200社で、年間国内生産量8万トン、市場規模は2,000億円程度と推測されている。そのうち、株式を公開しているのは高砂香料工業(東証1部、銘柄コード4914)、長谷川香料(東証1部、4958)、曽田香料(ジャスダック、4965 東レおよび三井物産の公開買付けにより2017年上場廃止)の3社である。高砂香料を除く日本の香料メーカーの多くは漢方薬商から発展しており、1893年創業の小川香料、1908年より香料の取り扱いを始めた塩野香料をはじめ業歴100年を超える老舗企業も少なくない。2005年度の売上高ベースでの上位10社は下記のとおりである。首位の高砂香料は583億、2位の長谷川香料は455億で、3位の小川香料193億とは大きく水をあけている。世界的にみると、高砂香料の2014年の米ドルベースでの売上高は世界5位、長谷川香料は同11位に食い込んでいる。日本ではこれまで大規模な業界再編は起きていないが、長谷川香料は2014年10月にマレーシアのペレスコル社を買収し、ハラール認証の取り組みを進めている。欧米のメーカーがフレーバーとフレグランスを半々程度で扱うのに対し、日本の香料業界ではフレーバーの比率が高い特徴がある。 日本の香料メーカー上位10社創業※=香料事業開始年本社2005年度売上高(百万円)高砂香料工業1920年 東京都大田区 58,365 長谷川香料1903年 東京都中央区 45,570 小川香料1893年 東京都中央区 19,334 曽田香料1915年 東京都中央区 18,329 長岡香料1895年 大阪市中央区 11,562 ジボダンジャパン- 東京都目黒区 11,350 塩野香料1908年※ 大阪市中央区 7,952 富士フレーバー1971年 東京都羽村市 6,850 アイ・エフ・エフ日本1963年 東京都品川区 5,700 稲畑香料1897年※ 大阪市淀川区 5,288
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