新諏訪町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/01 16:34 UTC 版)
新諏訪町(しんすわちょう)は、長野市街地の北西の郊外に広がる町。新諏訪一・二丁目がある。郵便番号は住居表示実施地区・未実施地区ともに380-0873。 裾花川の谷口に位置する。国道406号(鬼無里街道)が町の中央部を東西に横切り、一丁目と二丁目との境を成す。周囲は以下の大字・町丁と接する。 往生地 大字茂菅 西長野町 新諏訪町 - 新諏訪 大字平柴 妻科 1882年(明治15年)の加茂神社・諏訪神社氏子間の合意を基に、1936年(昭和11年)4月に西長野町から分かれて起立した町で、町名は諏訪神社に由来する旧腰村の字から名付けられた。その後、長野市の慣例的な住所表示のわかりにくさから、裾花川沿いの里島発電所付近や北側の頼朝山付近を除いて2010年(平成22年)2月に住居表示が施行された。 二丁目の諏訪神社には煙火奉納の風習がある。1836年(天保7年)に疫病が流行った際、硫黄・硝石の香りに効能があるとして奉納された「杜煙火」が始まりといい、以後毎年秋祭の折に奉納されている。終戦後も全国の先陣を切って1945年(昭和20年)9月に花火を打ち上げたが、翌月にはGHQにより火薬製造が禁じられることとなった。現在の演目は御神前・手牡丹・立火・額火・仕掛・瓜割の華・清瀧・スターマイン・大綱火など。1998年(平成10年)には「瓜割煙火」として長野市選択無形民俗文化財に選択された。 地区内の人口及び世帯数は以下の通り(平成30年10月1日現在)。 世帯数人口新諏訪一丁目533世帯 1,031人 新諏訪二丁目183世帯 409人 計716世帯 1,440人
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