新議長の選出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 01:41 UTC 版)
「2009年欧州議会議員選挙」の記事における「新議長の選出」の解説
2009年7月14日、新議会が開会され、その冒頭で新議長を選出することとなった。選出は1回目の投票で決し、ポーランド出身で欧州人民党グループ所属のイェジ・ブゼクが555対89で、スウェーデン出身で欧州統一左派・北方緑の左派同盟所属のエヴァ=ブリット・スヴェンソンを破った。 選出にあたって、欧州人民党グループは議長候補にポーランド元首相のブゼクを推挙し、欧州人民党グループのほかに社会民主進歩同盟と欧州自由民主同盟が支持した。スヴェンソンは欧州統一左派・北方緑の左派同盟が推挙した。 欧州人民党グループと社会民主進歩同盟の2大会派は従来と同様に欧州議会議長の職を2年半ずつで分け合うことで合意し、前半の2年半は欧州人民党のブゼクを議長とすることとなった。ブゼクは東ヨーロッパ出身として初の議長となる。後半の2年半は、社会民主進歩同盟の代表であるマルティン・シュルツを議長とすることが決まった。この合意について欧州自由民主同盟も賛成し、議長に立候補していたグラハム・ワトソンは辞退することとなった。 この動きに対して欧州統一左派・北方緑の左派同盟はスヴェンソンを担ぎ上げた。スヴェンソンは議長選挙にむけた活動で「異なる意見を」というスローガンを掲げた。
※この「新議長の選出」の解説は、「2009年欧州議会議員選挙」の解説の一部です。
「新議長の選出」を含む「2009年欧州議会議員選挙」の記事については、「2009年欧州議会議員選挙」の概要を参照ください。
- 新議長の選出のページへのリンク