新誌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:54 UTC 版)
「京都丹波高原国定公園」の記事における「新誌」の解説
柳田國男は『丹波志』の記述を引用し、由良川流域に「島」が付く地名が多いことに触れ、「シマ」が一定の領域や集落を指していた古い時代の名残とその独立性を示している地域であるとしている(1951年(昭和26年)「島の人生」)。 1971年(昭和46年)に新潮社から刊行された白洲正子の『かくれ里』中、「山国の火祭」で花脊(八桝)と広河原(下之町)に伝わる松上げ火祭りが峰定寺界隈の自然と密接な関係にあることを示唆している。 1972年に発表された司馬遼太郎の『街道をゆく』「洛北諸道」では、花脊・峰定寺・山国神社・周山などを訪ね、一帯が山伏・修験者の世界であるとしている。 田中淳夫の『森と日本人の1500年』(平凡社)では、山国荘の杣が日本の木造建築の原点であり、世界最古の林業の地と説いている。 田嶋謙三の『森林の復活』(朝日新聞社)によると北山杉林業は丹波高原に自生するツツジの枝を杉の幹に巻き付けシボ加工を施す伝統技法があり、人工林の維持に地域資源としての天然資源を利用してきたことに触れている。
※この「新誌」の解説は、「京都丹波高原国定公園」の解説の一部です。
「新誌」を含む「京都丹波高原国定公園」の記事については、「京都丹波高原国定公園」の概要を参照ください。
- >> 「新誌」を含む用語の索引
- 新誌のページへのリンク