新日本製鐵広畑硬式野球部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/09/15 08:16 UTC 版)
チーム名(通称) | 広畑、新日鐵広畑 |
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加盟団体 | 日本野球連盟 (社会人野球) |
加盟区分 | 企業チーム |
創部 | 1939年 |
チーム名の遍歴 | 日本製鐵広畑(1939年 - 1949年)→ 富士製鐵広畑(1950年 - 1970年)→ 新日本製鐵広畑(1970年 - ) |
本拠地自治体 | 兵庫県姫路市 |
練習グラウンド | 広畑球場 |
チームカラー | 赤色 |
監督 | 杉本拓也 |
都市対抗野球大会 | |
出場回数 | 31回 |
最近の出場 | 2011年 |
最高成績 | 優勝 |
社会人野球日本選手権大会 | |
出場回数 | 10回 |
最近の出場 | 2012年 |
最高成績 | 4強 |
全日本クラブ野球選手権大会 | |
出場回数 | ※出場資格なし |
新日本製鐵広畑硬式野球部(しんにっぽんせいてつひろはたこうしきやきゅうぶ)は、兵庫県姫路市広畑区に本拠地を置き、日本野球連盟に所属する社会人野球チーム。
1939年、日本製鐵広畑として創部。戦中の1942年には都市対抗野球大会に初出場するなど、歴史と伝統を持つチーム。しかし最近の鉄鋼不況から新日本製鐵本社がスポーツ活動の見直しを進める中で、広畑も他の同好会同様に終業時刻後の活動を余儀なくされた。しかし、活動見直し初年度の2003年には都市対抗野球大会代表の座を勝ち取り、2005年シーズンからは元通り、就業時間内の練習も一部ではあるが確保されるようになっている。
目次 |
設立・沿革
- 1939年(昭和14年) - 「日本製鐵広畑」として創部
- 1942年(昭和17年) - 都市対抗野球大会初出場(初戦敗退)
- 1950年(昭和25年) - 日本製鐵の2社分割に伴い、「富士製鐵広畑」に改称
- 1968年(昭和43年) - 都市対抗野球大会初優勝
- 1970年(昭和45年) - 富士製鐵と八幡製鐵との合併により、「新日本製鐵広畑」に改称
- 1971年(昭和46年) - 都市対抗野球大会2度目の優勝
- 1983年(昭和58年) - 社会人野球日本選手権大会初出場(4強)
主要大会の出場歴・最高成績
- 都市対抗野球大会:出場31回、優勝2回(1968,71年)
- 社会人野球日本選手権大会:出場10回、4強1回(1983年)
- JABA大阪大会:優勝1回(1974年)
- JABA四国大会:優勝1回(1985年)
- JABA伊勢大会:優勝2回(1953,54年)
主な出身プロ野球選手
- 神部年男投手(1969年 近鉄バファローズドラフト2位→ヤクルトスワローズ)
- 高橋二三男外野手(1970年 西鉄ライオンズドラフト1位→ロッテオリオンズ)
- 三沢淳投手(1970年 中日ドラゴンズドラフト3位(指名後に入部))
- 佐々木恭介内野手(1971年 近鉄ドラフト1位)
- 藤城和明投手(1976年 読売ジャイアンツドラフト1位→阪急ブレーブス→ロッテ)
- 弓岡敬二郎内野手(1980年 阪急ドラフト3位)
- 正田耕三内野手(1984年 広島東洋カープドラフト2位)
- 西村基史投手(1984年 日本ハムファイターズドラフト2位)
- 定詰雅彦捕手(1990年 ロッテドラフト2位→阪神タイガース)
- 的山哲也捕手(1993年 近鉄バファローズドラフト4位→オリックス→福岡ソフトバンクホークス)
- 薮田安彦投手(1995年 千葉ロッテマリーンズドラフト2位)
- 塩崎真内野手(1996年 オリックスブルーウェーブドラフト3位)
- 三井浩二投手(2000年 西武ライオンズドラフト2位)
- 桟原将司投手(2003年 阪神ドラフト4巡)
関連項目
- 広畑
- 新日本製鐵広畑製鐵所
- 室蘭シャークス(元・新日本製鐵室蘭野球部)
- 市民球団かずさマジック(元・新日本製鐵君津硬式野球部)
- 硬式野球クラブ東海REX(元・新日本製鐵名古屋硬式野球部)
- 光シーガルズ(元・新日本製鐵光硬式野球部)
- 新日鐵大分ベースボールクラブ(旧・新日本製鐵大分硬式野球部)
外部リンク
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日本製鉄瀬戸内硬式野球部
チーム名(通称) | 広畑、日本製鉄広畑 |
---|---|
加盟団体 | 日本野球連盟 |
加盟区分 | 企業チーム |
創部 | 1939年 |
チーム名の遍歴 |
|
本拠地自治体 | |
練習グラウンド | 日本製鉄広畑球場 |
チームカラー | 赤色 |
監督 | 米田真樹 |
都市対抗野球大会 | |
出場回数 | 33回 |
最近の出場 | 2024年 |
最高成績 | 優勝(2回) |
社会人野球日本選手権大会 | |
出場回数 | 17回 |
最近の出場 | 2021年 |
最高成績 | 4強 |
全日本クラブ野球選手権大会 | |
出場回数 | ※出場資格なし |
日本製鉄瀬戸内硬式野球部(にっぽんせいてつせとうちこうしきやきゅうぶ)は、兵庫県姫路市広畑区に本拠地を置き、日本野球連盟に加盟する社会人野球の企業チーム。
概要
1939年、日本製鐵の広畑製鐵所で『日本製鐵広畑硬式野球部』として創部。戦中の1942年、都市対抗野球に初出場する。
1950年、日本製鐵の財閥解体に伴い富士製鐵が発足したため、チーム名を『富士製鐵広畑硬式野球部』に改称した。1968年の都市対抗野球で初優勝を果たした。
1970年、富士製鐵と八幡製鐵が合併し新日本製鐵が発足したため、チーム名を『新日本製鐵広畑硬式野球部』に改称した。1971年の都市対抗野球では2度目の優勝を果たしている。
その後、鉄鋼不況の影響から新日本製鐵本社がスポーツ活動の見直しを進める中で、同チームも他の同好会同様に終業時刻後の活動を余儀なくされた。しかし、活動見直し初年度となった2003年の都市対抗野球では5年ぶりの本戦出場を果たした。
2012年10月、新日本製鐵と住友金属工業が合併し新日鐵住金が発足したため、チーム名を『新日鐵住金広畑硬式野球部』に改称した[1]。
2019年4月、新日鐵住金の商号変更に伴い、チーム名を『日本製鉄広畑硬式野球部』に改称した[2]。
2023年12月、『日本製鉄広畑硬式野球部』から『日本製鉄瀬戸内硬式野球部』へ改称。これに伴い、長年にわたって親しまれてきた「広畑」の2文字が消えることになった。
設立・沿革
- 1939年(昭和14年) - 『日本製鐵広畑』として創部。
- 1942年(昭和17年) - 都市対抗野球に初出場(初戦敗退)。
- 1950年(昭和25年) - 日本製鐵の財閥解体に伴い、チーム名を『富士製鐵広畑』に改称。
- 1968年(昭和43年) - 都市対抗野球で初優勝。
- 1970年(昭和45年) - 富士製鐵と八幡製鐵の合併に伴い、チーム名を『新日本製鐵広畑』に改称。
- 1971年(昭和46年) - 都市対抗野球で2度目の優勝。
- 1983年(昭和58年) - 日本選手権に初出場(4強)。
- 2012年(平成24年) - 新日本製鐵と住友金属工業の合併に伴い、『新日鐵住金広畑』に改称。
- 2019年(平成31年) - 日本製鉄への社名変更に伴い、『日本製鉄広畑』に改称。
- 2023年(令和5年) - 『日本製鉄広畑』から『日本製鉄瀬戸内』に改称。
主要大会の出場歴・最高成績
- 都市対抗野球大会 - 出場33回、優勝2回(1968、1971年)、準優勝1回(1990年)
- 日本産業対抗野球大会 - 出場5回
- 社会人野球日本選手権大会 - 出場17回、4強1回(1983年)
- JABA大阪大会 - 優勝1回(1974年)
- JABA四国大会 - 優勝1回(1985年)
- JABA伊勢大会 - 優勝2回(1953、1954年)
- JABA岡山大会 - 優勝1回(2021年)
主な出身プロ野球選手
- 蔦文也(投手) - 退団後、全徳島を経て、1950年に東急フライヤーズに入団
- 高岡英司(投手) - 1965年ドラフト6位で中日ドラゴンズに入団
- 神部年男(投手) - 1969年ドラフト2位で近鉄バファローズに入団
- 高橋二三男(外野手) - 1970年ドラフト1位で西鉄ライオンズに入団
- 三沢淳(投手) - 高校在学時の1970年ドラフト3位で中日ドラゴンズから指名を受け、翌1971年に当チームに在籍したのち、シーズン終了後に入団
- 佐々木恭介(内野手) - 1971年ドラフト1位で近鉄バファローズに入団
- 白滝政孝(外野手) - 1971年ドラフト3位で中日ドラゴンズに入団
- 加納茂徳(捕手) - 1971年ドラフト外で阪神タイガースに入団
- 岩木哲(捕手) - 退社後に1974年ドラフト外で南海ホークスに入団
- 泉元寿光(投手) - 1975年ドラフト外で阪急ブレーブスに入団
- 藤城和明(投手) - 1976年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団
- 弓岡敬二郎(内野手) - 1980年ドラフト3位で阪急ブレーブスに入団
- 正田耕三(内野手) - 1984年ドラフト2位で広島東洋カープに入団
- 西村基史(投手) - 1984年ドラフト2位で日本ハムファイターズに入団
- 定詰雅彦(捕手) - 1990年ドラフト2位でロッテオリオンズに入団
- 的山哲也(捕手) - 1993年ドラフト4位で近鉄バファローズに入団
- 薮田安彦(投手) - 1995年ドラフト2位で千葉ロッテマリーンズに入団
- 塩崎真(内野手) - 1996年ドラフト3位でオリックス・ブルーウェーブに入団
- 三井浩二(投手) - 2000年ドラフト2位で西武ライオンズに入団
- 桟原将司(投手) - 2003年ドラフト4位で阪神タイガースに入団
- 河野秀数(投手) - 2012年ドラフト7位で北海道日本ハムファイターズに入団。
- 森原康平(投手) - 2016年ドラフト5位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。現横浜DeNAベイスターズ。
- 坂本光士郎(投手) - 2018年ドラフト5位で東京ヤクルトスワローズに入団。現千葉ロッテマリーンズ。
元プロ野球選手の競技者登録
かつて在籍していた選手
脚注
注釈
出典
- ^ “チーム情報 2012年 登録・変更情報”. 日本野球連盟. 2016年12月18日閲覧。
- ^ “チーム情報 2019年 登録・変更情報”. 日本野球連盟. 2019年4月14日閲覧。
関連項目
- 社会人野球チーム一覧
- 都市対抗野球大会 (兵庫県勢)
- 日本製鉄グループの硬式野球部
- 日本製鉄室蘭シャークス(旧:新日本製鐵室蘭)
- 日本製鉄鹿島硬式野球部(旧:住友金属鹿島)
- 日本製鉄かずさマジック(旧:新日本製鐵君津)
- 日本製鉄東海REX(旧:新日本製鐵名古屋)
- 日鉄ステンレス硬式野球部(旧:新日本製鐵光)
- 日本製鉄九州大分硬式野球部(旧:新日本製鐵大分)
- 新日本製鐵釜石硬式野球部 - 1988年に廃部
- 新日本製鐵堺硬式野球部 - 1995年に休部し、2008年に廃部
- 新日本製鐵八幡硬式野球部 - 2003年に廃部
外部リンク
- 新日本製鐵広畑硬式野球部のページへのリンク